猫好きホイホイを仕掛ける国王


†ある日、割と好きな和菓子メーカーが、猫の顔をしたミルク饅頭を出してきて、見事にホイホイされ…
で、猫好き国王をホイホイしにかかる、子供みたいな大人(笑)が、脳内で騒ぎ出した…と(^^;)

【お前、こんなん好きやろ!!】

―古代イスラエル・中央広場―

ヒラム:さぁさぁ!!ティルス直送、猫型お菓子!!お土産に、おやつに!!シマ猫はチョコバニラ、白猫はバニラ、茶猫はチョコ、ピンクはなんと!!シバ国産バラジャム使用!!さぁ、お気に入りの味があったら買った買った〜
国民A:あら、美味しそう!
国民B:子供達が喜びそうだなぁ
国民C:あぁ。団長さんのキャットショーも人気あるからな。オレは買う!!
ヒラ:あざーっす!!
ソロネ:僕も一つ貰おうかな
ヒラ:あざ………。ソロモ………ソロネ団長……
ソロ:ご機嫌ようティルス国王。しかし、この国の王は、貴殿に本日の出店許可を出していない筈ですが??どういうつもりか、御説明して頂けますか??(笑顔で怒っている)
ヒラ:新商品の売り込みを、まず国民に広めようと…
ソロ:とりあえず、宮殿までお越し下さい。話はそこでじっくりと伺います(引き摺って連行)
ヒラ:いだっ!!まっ…いたいって!!若者よ!!オジサンのズボンのお尻破けちゃういたいいたい!!

民A:団長さん、容赦ないわね
民B:というか、あんな団長さん滅多にないよなぁ〜
民C:ティルス国王って、確かシバ国でも無断出店したとかあったような…
民A:えっそうなの??
民B:無断出店クセなんてのだったりしてな。あの国王、ティルスじゃ「陽気なオジサン国王」で子供達に人気だし
民C:へぇ〜


―宮殿・謁見の間―

ソロ:で!?僕は出店許可出してないんだけど
ヒラ:まぁ、そう怒るなって…
ソロ:治安の問題に関わって来るんだけど!!
ヒラ:武器とか扱っていればだろう??オジサンが無断出店で売るのは、うちの国の工芸品か食べ物だっ!!
ソロ:その工芸品と食べ物を隠れ蓑にして無断出店していた輩が父上の代でいたから、治安に関わるって言ってるんだけど…(はぁ)
ヒラ:あ、それはオジサンを信用してない発言だな!!オジサンが今日売ってたのはなぁ…猫型お菓子だっ!!本当に美味いんだぞ!!因みに、味の監修はエカルだからハズレ無しだ!!
ソロ:ちょっ!!な…はぁ!!!ミカエル何やってるの!!!
ヒラ:いやぁ〜この前うちの国に交易品を持って来ただろ??あの時にちょっとアドバイスを貰ったら、その後2〜3日はこっちに来て、味を完全監修してくれたし…。ルビーもバラジャムを使うならって協力してくれたし…
ソロ:つまり、今回の件は僕だけが知らなかったと
ヒラ:い〜や。ベルも知らなかったな。先週、シバで同じ事やったら、ルビーに(また)連行されたし
ソロ:なにそれ…
ヒラ:オジサン、ルビーとエカルから、話が行ってるもんだと思ったのになぁ〜
ソロ:まぁ、ある意味真面目だから、ヒラムの無断出店癖を完全に見落としていたんだろうね…(はぁ…)
ヒラ:まぁ、そう落ち込むなって…それに……お前、こんなの絶対好きだろう??なぁ、なぁ!!(猫型お菓子を出して)
ソロ:………
ヒラ:うちの国の職人が、丁寧に焼き上げた美味い美味いお菓子なんだぞ〜。しかもエカル監修だそ〜。特にこの国は、お前がキャットショーやってるから、食い付きが本当に良かった。確実に売れる!!
ソロ:…。その猫の型と顔が、無駄に可愛いし仕入れたくなるから、余計にムカつく…
ヒラ:なんだそれ

―――――――――
†相変わらず、無理矢理…(^^;)

どうやらヒラムのおっさんは、無断出店癖があるようです。
そして、後からミカエルに聞いたら、「ヒラムさんから口止めされていた上、まさか無断出店するとは思ってなかった」と返ってきました(笑)

ミカエル:王を驚かせたいからと…
ソロ:別な意味で驚いたよ……

………(^^;)
因みに、オッサンの無断出店がどうのはこちらも参照にしていただければ。
そこでは、「ソロモンの所でやったら消し炭にされそう」とか言ってたらしいオッサンですが、結局無断出店してる……(^^;)

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