【魔王とお菓子作り】


─ルシファーの部屋の一角にて─

ルシファー:〜〜♪
イニアエス:お、珍しくご機嫌じゃん
ルー:うん。ヴィアからリンゴをいっぱい貰ったんだ〜。みてみて〜(にこにこしながら、見せた籠に、リンゴが10個)
イニ:へぇ。あんたリンゴ好きだったんだ
ルー:違うよ。アップルパイが好きなんだよ。
イニ:似たようなもんじゃん(苦笑)で?パイモンに作って貰うのかい??
ルー:パイモン、アップルパイは作れないよ〜。だから、自分でおっきいの作るの!!
イニ:はぁ!?あ…あんた作れんのかい!?
ルー:面倒だから、普段やんないだけだよ。そだ!!イニアエスもやろやろ〜??女子力アップするかもよ??
イニ:なんっか一言多かった気がすんだけど……

─で…─

イニ:ねぇ、一つツッコミ入れていいかい??
ルー:ん??
イニ:リンゴ一つ切るのに、何で無駄な剣技使ったのさ…
ルー:だって、見てたらイライラきたんだもん
イニ:意味分かんないし
ルー:それよっか…イニアエス、ちょっと残念…(しゅん…)
イニ:はぁ!?なんでさ
ルー:生地の厚さまちまちだしボロボロ…。イニアエスだから仕方ないけどさぁ…
イニ:…ガサツって言いたいのかい??
ルー:ううん。扱いがザツ……
イニ:一緒じゃん!!
ルー:まぁいいや。これはパイモンに食べてもらお〜っと
イニ:……。
ルー:〜〜〜♪(手際良く盛り付けと、生地を格子状にして)
イニ:ねぇ、生地の切れ端余ったんだけど…
ルー:ホント!!じゃあじゃあ、そっちは紅茶パイにしよ〜!!
イニ:こ…紅茶パイ!?
ルー:うん。生地にね、紅茶の葉っぱ振るの。そこの棚にあるから、砂糖混ぜて、振っといて〜
イニ:あ…うん…
ルー:焼き上がるの、楽しみだねぇ〜(ワクワク)

─そして20分後─

ルー:できたぁ〜
イニ:お、上手く出来たじゃんか
ルー:私魔王だよ??上手く出来て当たり前だもん!
イニ:ハイハイ
ルー:イニアエスも、そこそこ上手く出来たね。これで女子力上がったね(にっこり)
イニ:なんっか…最後の最後まで、一言多かった気がすんだけど……

END...
─────────

†イニアエスが、「女子力アップ」につられて、お菓子作りに参加したようなものですね…(^^;)

そして機嫌が良ければ、お菓子を作り出す魔王。
片付けは、イニアエスに押し付けました。
「だってイニアエスの方がいっぱい汚したもん!!」
イニアエス、それには何も言えませんでした(笑)

そして、ルーが一言多いのは…うん。仕方ない…(^^;)

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