▽お恥ずかしい限りですが

こんばんは、そしてお久しぶりです。
ようやく、徐々にではありますが、更新を再開させることができました。
長らくのお待たせ、本当に申し訳ありません。
そして、ただ黙って待っていてくださった方々には、頭が下がる思いです。

さて、受験期にあっても更新をおろそかにすることがなかった(むしろ更新率が上がっていた)あのわたしが、大学に入ってぷっつりと更新できなくなってしまった理由なのですが、実は、恋をしていたからなのです。
こんなこと、みなさんにお伝えすべきなのかは分かりませんが、かなりの重症だったようなのです。

人を好きになるのは何年ぶりというくらい久しぶりで、気持ちがいっぱいいっぱいの日々を過ごしていました。

お付き合いはしていません。
おそらく、わたしの片恋でしょう。
けれど、久々の恋は、わたしにとって思いがけないほどキツいものでした。

相手は同じ学年の、同じサークルの人です。
同じサークルだからこそ、わたしにとってはキツかった。
というのも、一年生がとても少なく、私情でも挟もうものなら一年全体に影響が及んでしまうからです。
それだけは嫌だから、入った当時は絶対に誰も好きにならないようにしようと決めていました。

なのに、です。

まったく何してんの、と自分を叱咤する一方、どんどん彼に惹かれていく自分を見つけた時、愕然としました。
わたしって、こんな人間だったっけ、と。
彼の言葉や態度に一喜一憂するということが、こんなに疲れることだということを、すっかり忘れていました。
忘れていたのにも関わらず、あたかも分かったように恋愛を描いていた自分が恥ずかしくなります。
わたしが書いていた恋愛は、あくまで想像でしかありませんでした。

それまで中身のない、薄っぺらな恋愛しか書けていなかったのに、本当に人を好きになった途端、何も浮かばなくなってしまったのです。
言葉も、情景も。
書けなくなってしまった。

そのことで、かなり悩みました。

わたしにとって「書く」ことは、何よりも大切なことです。
たかが恋愛一つでここまでだめになるとは思っていませんでした。
もし恋をしたとしても、わたしならそれを書く糧にしていけると…そう思っていました。

まったく、とんだ自惚れです。
本当に、恥ずかしい。

と、上記のような理由により、わたしは決意しました。

失恋します!

彼がわたしのことをどう思っているのかは知りません。
しかし、想いを告げることはしません。
臆病者、と謗られるかもしれませんが、こんな恋愛もありだと思っています。
また、「失恋する!」と決めた途端、なんとそれまでが嘘のように筆が進むようになりました。
だからこそ、わたしはこうして文章を書くことができているのです。

だから、だから、失恋します!

まだ、正直諦め切れていません。
けれど、徐々に徐々に思い出にしていけたら、と期待しています。
そして何より、執筆にいい影響を与えてくれたら、と。

そういうわけですので、気持ちを新たに、みなさまにもっといいものをお届けできたらと思います。
これからもどうぞ、よろしくお願いします。



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