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6

「…なん、だと…?」

拒絶の言葉を吐いたきり、体を小さく丸め涙をこぼし震える善を見下ろす。自分から顔を逸らす善の前髪を強く引き、無理やり顔を上げさせ視線を合わせる。

「嫌、だと?何を今さら。俺でオナるくらい男好きのくせに俺を拒絶するだと?ふざけんな!」

大声をあげ、善に怒りをぶつけると同時にその唇を無理やり塞ぐ。逃げを打つ体を組み敷き、逃がすものかとでもいうように善の体の自由を奪い激しい口づけを繰り返す湊に、善は必死に抵抗した。

「ん、むぐ…!っん、ぐぅ、…ふは、ぁ、…っ、やっ、んぐ…!い、やぁ…!」

合間合間に『嫌』と繰り返す善の股間を仕置きとばかりにぎゅう、と揉む。

「ひぃ…っ、ぐ、うぅ…!」

そのまま力の限り揉みしだき、口を塞ぎ、泣きじゃくる善を凌辱しようと体をまさぐり始める。胸の尖りをきゅう、と捩られ善は体を跳ねさせた。

「やっ…、い、た…ぃっ…!う、ん…っ!あ、あぅ、…っひ、ぁあ!」
「はっ、痛いくせに感じてんのか。てめえはどうしようもねえ奴だな。おら、言えよ。『淫乱なくせに嫌がったふりをした私にお仕置きしてください』って。言え、おら…!」
「は…っ、あん、あっ、いや、う、…っ、や…、っ、!いや、…ぁ、っ、いやあ、ぁあ…!」

それでも『嫌』と繰り返す善に湊の頭にかっと血が昇る。善のズボンを下着ごと取り払い、尻を割り己の猛りを押し当てた。

「あ、あああぁああ!!」

ぐちぃ、と解しもしない尻穴に無理やりペニスを突き刺す。あまりの衝撃に善が目を見開き、痙攣するのも構わず湊は律動を始めた。

「ひぃ、っ、ひいい!いやっ、いやあ、ああぁ!やっ、やああ!」

無理やり突き入れたにもかかわらず、善の胎内は始めこそ引きつり湊を押し出そうとしていたものの、すぐに柔らかくほぐれ湊をきゅうきゅうと締め付けた。

「は…っ、みろ、何が嫌だ、上手そうに喰いつきやがって…!」

的確に前立腺を狙い、抉り突き上げ善に快楽を与えようとする湊の動きに善は揺さぶられながらがくがくと震え泣きじゃくった。

「言ってみろ!何が嫌だって!?男なしじゃもう生きられないような体のくせに!もう一度言ってみろ!」

…言え、だって…?

快楽に朦朧とする頭で善はぼんやりと湊の言葉を繰り返す。

ああ、言わないと。きちんと、言わないと。


「…あい、してくれないのは、いや、です…」


滲む視界の中にいる湊の表情を確認する間もなく、善は気を失った。

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