16.09.19助走をつけて玉砕(あんすた) 「まあお前は彼女じゃないけどな!」
「じゃあ彼女にしてください」
「お前……」
「…………」
「すまん、よく聞こえなかった……☆」
「わたしを彼女にしてくださいって言いました!」
「断る!!!」
「な、なんでですか!」
「お前はタイプじゃないからな!それはできん!すまんな☆」
「バーーーカ!守沢先輩のバーーーカ!!今日の夕飯ナスだらけになれ!!!」
「なんて恐ろしいことを言うんだ!悪い子はヒーローがめっ!するからな!」
「めっ!って何ですかかわいこぶらないでください!」
チアキモリサワはストレートにフッてきそう。そういうの直した方がいいと思うよ。 でも案外真面目に誠実にフラれたら、惚れ直してしまって、諦めようにも諦められなくなりそうだからアホなぐらいがちょうどいい。
16.09.19そんなつもりはなかった(あんすた) 「よしよし、今日もよくがんばったな」
「蓮巳先輩って……」
「何だ」
「顔がよくなかったらセクハラで訴えられてますよね」
「俺がいつセクハラをしたと言うんだ」
「今」
「今?」
「頭撫でました」
「そ、それは……セクハラ……なのか……!?」
「美形だけが許されるセクハラです」
「そ、そうか……そうか…………お前にはずっと不快な思いをさせていたんだな……すまなかった……」
「わたしは別に不快に思ったことはないんですけどね」
「は?」
「わたし、蓮巳先輩に頭撫でられるのけっこう好きです」
「…………なんなんだお前は〜〜〜〜!」
「えっ、わ、先輩!痛いです!撫で方が!雑!」
「うるさい」
「えー……」
蓮巳敬人の妻になりたい…… 蓮巳敬人すぐ頭撫でようとしてくる……好き…… でも蓮巳敬人が二次元じゃなかったら、頭撫でるとかないわーって思う。 蓮巳敬人二次元でよかったね!(???)
16.08.03顔立ちの割に健気(あんすた) 「朔間先輩」
「零でよいぞ♪」
「…………朔間先輩って、夜闇を統べる魔王(笑)なんですよね?」
「おっと?我輩バカにされたような気がするのじゃが気のせいかの?」
「気のせいですよ」
「そうか、それならいいんじゃ。そうじゃの〜〜我輩吸血鬼じゃから……」
「血はウェッてなるのに?」
「……吸血鬼にもいろいろおるから……日の光は苦手じゃし」
「そっかあ、やっぱりそうなんですね……」
「どうかしたのかや?暗い顔をしておるぞ」
「……わたし、暗闇が苦手だから……」
「……?」
「朔間先輩といっぱい一緒にいたいけど、暗闇はこわいから……」
「……!嬢ちゃん……我輩蛍光灯なら大丈夫じゃし、嬢ちゃんのことは我輩が守ってやるぞい」
「…………朔間先輩は頼りないので自衛した方がマシです」
「な、なんと……」
「それにわたし、青空の下で好きな人とひまわり畑を歩くのが夢だったんです」
「……ほう」
「でも朔間先輩とじゃ無理ですよね……」
「嬢ちゃん……!我輩がんばって歩くから捨てんでくれ……!」
「え?一緒に青空の下を歩いてくれるんですか?」
「もちろんじゃ!嬢ちゃんのためなら我輩がんばっちゃうぞ〜〜♪」
「……!朔間先輩大好き!」
零さまは好きな女の子のためなら無茶しそうだし、ちょろそうだし、お母さんはあなたのことが心配です(お母さんではない)
16.08.03ゆうくん争奪戦(本人の意志はないものとして扱う)(あんすた) 「ちょっとぉ、あんた何様のつもり?」
「そっちこそ!何なんですか!?そろそろ負けを認めてください!」
「ハァ〜〜〜〜?ちょ〜〜〜〜うざぁい!生意気!」
「底意地の悪い瀬名先輩には言われたくないです!」
「ゆうくんは俺のだって言ってるでしょお!?離れなよぉ、この泥棒猫!」
「ウワ……いまどき泥棒猫とか言う人初めて見た……無理……真くんに死語が伝染ります離れてください」
「あの……」
「なあにゆうくん」
「なあに真くん」
「ひっ……!あの……ぼ、僕のために争わないで!……うう、まさかこんなセリフ言う日が来るなんて……」
「違うよゆうくん、この女が」
「違うの真くん、瀬名先輩が」
「…………」
「…………」
「ゆうくんはこの女と俺、どっちが大事なの?もちろん俺を選んでくれるよねぇ?」
「なっ!真くんがストーカーを選ぶわけないじゃないですか!真くんはわたしを選んでくれるよね?」
「…………明星く〜〜ん氷鷹く〜〜ん衣更く〜〜ん助けて〜〜〜〜!」
「ちょっとぉ、俺というものがありながらどういうつもり?」
「真くんひどい!何度も愛してるって言ってくれたのに!」
「そんなこと言った覚えないし泉さんはただの先輩だよ〜〜!もうやだ!帰りたい!」
遊木真くんって変な人にばかり好かれそう。がんばれ。
16.08.03一歩も動かない(あんすた) 「た、助けて司くーん!」
「お姉様ー!」
「助けてくれないのかよ!司くんひどい……お姉ちゃん悲しいよ……」
「ああっ!お姉様!そんなお顔をなさらないでくださいまし!」
でも助けてはくれない。 なんでだよひどいよ助けてよ司くん…… でも司くんってそういうとこあるよね
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