ある日〜廃墟の中〜ゾンビに〜出会った〜
「スクアーロ、お化け屋敷だって!」
「…は?どうしたロー」
突然ローは俺の部屋に入ってきてわけの分からないことを言う。
というか今日は久々の一日オフなんだ。寝させてくれ。
「お化け屋敷が出来たんだって!行こうよスクアーロ!」
「わりぃが俺は寝「怖いんでしょ」
「は?」
「スクアーロ二代目剣豪とか名前あるけど本当はお化け怖いん「う゛ぉおい!!んなわけあるかぁ!証明してやる、行くぞロー!」
「いえっさー!(やったぁ)」
町に出来たのは廃墟を使った小さなお化け屋敷。何人か並んでいたが以外と早く自分達の順番が回ってきた。
「よし、レッツゴー!」
ローはノリノリで俺の腕を引っ張って中に入っていく。
…けどもしかしてアレか?お化けが出てきて女の子が抱きつくパターンとかが…?あっいや俺はんなもん期待してねぇ!
「うわっあのゾンビ凄っ」
「スクアーロ、あれ火の玉?」
ローは驚いてはいるようだがあまり怖がってはいない。やはり暗殺部隊にはこんなのお子ちゃま程度だな。
「あっラップ音じゃねぇか」
「いやぁぁあの音無理!!」
「え、ちょっロー?!」
まさかのお化けではなくラップ音が苦手らしくローは叫びながら俺の方に抱き着―
、ではなく知らぬ間に同行していたゾンビに勢いよく抱きついた。
「う゛ぉおいロー!!普通俺だろう!!」
「あっ私としたことが間違った!」
「その…なんかすいません」←ゾンビ
(ラップ音苦手なのかぁ゛?)
(お化けとかは大丈夫なんだけど、ああいう音は無理かな。てかスクアーロ)
(?)
(そろそろ服の袖掴むんじゃなくて、手を掴もうよ)
(!?いやこれは怖いんじゃねぇからなぁ!お前がどっか行かないように掴まえてただけだぁ!!)
20120113
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本格的なお化け屋敷に入ったことがないのですがゾンビって居ますよね?あれ居なかったっけ?
タイトルを森の〇まさん風に
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