ここが居場所

ム…ロー、ボスに呼ばれてるよ。とマーモンに言われボスの部屋に。
用件は次の任務のことだそうで。
最近日本にボンゴレに襲撃を起こそうとする名もさほど知れ渡っていないような低ファミリーがおり、その壊滅。

「やった久々に暴れられる!ずっと交渉やら護衛やらでつまんなかったんだよね〜」


表の人間が聞いたら、どう思うだろうか?
裏の人間が聞いたら、どう思うだろうか?

「はっ精々跡形も残さず暴れろ。……一つ聞くがてめぇは人殺しをどう思う?」

突然のボスからの問い。
ボスの赤い目が私の目と合う。

考える時間なんていらない、だって答えなんて一つしかないのだから。

「えっ暇潰し。もう最高の」

あっその次はスクアーロね、っと付け加えるのは忘れない。どちらも最高で私の人生で必要なこと。


「俺は最高じゃないのか?って聞くタイミングですよボス!」

「……かっけす」

「ギャー!!」



ヴァリアーが私の居場所。
それはこれからもずっと変わらない。



(う゛ぉおい!ロー、日本に行くんだってなぁ。精々ケガすんなよぉ゛。……なんか焦げ臭くねぇか?)
(気にしないで。もういつものスクアーロの行ってらっしゃいのキスがあれば大丈夫!)
(なっなに誤解されるようなこと言ってんだぁ!!しかもいつもってなんだいつもって!)


20111226

――――
ボスはきっと照れ屋なんです。

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