「あっザンザスお帰り。何か買ったの?…………えっ私に?ありがとう嬉しいわ」

まさかのサプライズ。これでさっきのさっさと私を置いていったことは無しとしよう、なんて考えた私は現金なやつかしら?





「けどほんと……ありがとうね」

「…?あぁ」


こういうの、ちょっぴり憧れてた。

私はザンザスにもらったぬいぐるみをぎゅっと握った。







「…さて、買い物も終わったし、お昼食べて帰りましょうか!」

「突然元気になったな…。杏里は色気より食い気か」


「良いでしょ、人間食は大切なんですから。さぁ屋上でご飯ご飯!」

「あっこら走るな待って!」



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