「さて、強欲のアルコバレーノ」

ドアに近づくと六道骸の声が中から聞こえてくる。

「僕の世界を見せてさしあげます―…」

ゆっくりドアを開けるとちょうど決着がついた時だった。

「…おや、やっと着たのですか海さん」

「えっと(現実では)初めまして、かな」

「羽倉さん?!えっもしかして羽倉さんマフィア?!」

「いや私は一般人だよ沢田君」

入ると一瞬で注目の的になってしまった。ボンゴレやヴァリアーらの視線が痛い。
けど見えないフリして六道骸の側による。

「…マーモン殺したの?」

「敵の心配をするんですね。安心してください、殺してはいません。あのアルコバレーノは逃げる力だけは残していたみたいですから」

「そっか」

六道輪廻やっぱ強いんだね。ちょっと見たかったな。…また良いとこ見逃しちゃった。

六道骸は1つに合わせたリングをチェルベッロに確認させる。そして赤外線感知式レーザーの柵から出てきた沢田綱吉らはすぐ私達の所に来た。
ヴァリアーは何やら恐ろしい事を骸とかと話してさっさと用は済んだと帰って行く。途中何故かザンザスと目が合った。
といっても数秒ほどだけど。まぁどうせ部外者が何しにきやがったとか考えてるんだろうな。

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