『качать до...(ついた...)』
皆さんБуэнас ТОРГИ。(こんにちは)
由良 アルです。
今、目的のお店に迷いながら到着したところです。
仕方ない!!方向音痴だし、なれねぇんだよぉぉ!!ほっとけぇぇぇぇ!!
此処は、今大人気のファッションをメンズ、レディース全てを取り扱うお店。
・・・メンズの服が目的だけど・・・ってああああ!!こっち系じゃあないよ?!仕事仕事!!
私の仕事はメイド喫茶・・・ならぬ男装喫茶の店員さん。
街中でナンパされるのが嫌だったから男の格好で歩いていたらなんか見破られてスカウト
・・・という感じで今に至る。
もちろん、今も男の格好。本性でもよかったけど、“メンズの衣装をみている成人女性”というレッテルを貼られたくないのでね。
「・・・あぁ、よかった。まだ売っていたか。」
ずっと気になっていたあの衣装。マネキンにコーディネイトされている爽やか系のシャツは女の子を釘付けにさせるんだ。
―――自分も女の子なんだけどなぁ(笑)
レジ直行。会計を済ませ、気分は上昇。女の子の熱い視線とか騒ぎ声は耳に入らない。あぁ今日はなんていい日だ!!
・・・なーんて思ってたのはつかの間。ビュン、と音を立てて自分の横を通り過ぎたのは自分の好きな黒い?炭酸のメーカーの自動販売機。わぉ、なんてｂ・・・
自動販売機"?
次は標識?えぇ!!?待って、頭が追いつかない。自動販売機が飛んでくるなんてどこぞのアニメの主人公かしら←
気付いたときにはすでに遅し。頭に標識が命中してしまった。
「・・・いったいなぁ!!全く・・・」
意識がもうろうとする中、
誰かが自分を見て慌てているのを見た。
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