刀剣乱舞 | ナノ

山姥切国広と教室エッチ



カーン カーン

予鈴がなる、ああでも時計の針はもう放課後をしめしている。イスにかけておいた上着をとり、帰宅の準備をすすめる。すると、こんと扉を叩く音がした。

「みわ」
「! 国広、まだ帰ってなかったの」
「…そうだな」
「あ、部活か」

勝手に自己完結させると、国広は白いフードの下で視線を泳がせた。フードパーカーの上にジャケットという一見不良のような格好をしている彼だが、不思議と先生に咎められることはない。それは国広が以外と優等生で、先生のはなしをきちんときくからだろう。わたしみたいな一般生徒と違って、彼みたいな優等生はお得なものだ。

「もう帰るの?」
「…ああ」
「じゃあわたしも一緒に帰る、いい?」

肩にかけようとしたカバンは、しかし、横から伸びて来た手に奪われた。国広はカバンをわたしの肩から外すと、そっと隣の席に置いた。なにかと国広を見れば、彼は翡翠色の綺麗な瞳でじっと物言いたげにわたしを見る。なにと問うより先にするりと腰に手が伸びてくる。そうしてゆっくりと確かめるように体を寄せてくる国広、まるで猫のようにくすりと笑ってしまった。

「なに?」
「…べつに」
「別にってことはないでしょう、ほら離れて」

お腹をさする手をぺしりと叩くが、国広は髪に唇を寄せて鼻先をすりつけるばかりだ。後ろから覆い隠す様に抱きしめられる体制は、成長不足のわたし相手に背丈のある国広では大変なはずだ。ぎゅうと抱きしめて沢山のキスをくれるから、…そうでもないのかもしれない。しばらく大人しくしていたが、国広の腕の力が強くなり、どんどん持ち上げられる。上靴のつま先でバレリーナのように立たされとき、「国広」と制止を呼びかける声をあげた。限界だ。だが彼は止めることなくうなじにちうとキスをするばかりだ。そのままぐぐぐと前かがみになるものだが、不安定な恐怖に耐え切れずわたしは机に手をたてた。そのままべったりと机に伏せれば、国広はがぶりと首裏に齧り付いてきた。

「っ ちょ、国広っ いいかげんに」
「ん …ダメか」
「そうじゃなくて、ここだとっ 誰かきたら」
「こないさ、“だれも”」

腰回りで交差していた手が、するりと下がる。プリーツスカートの上から形を確かめるように大きな掌が撫でた。…やる気満々の様子に普段なら拳で黙らせるところが、なぜか抵抗する気がわかない。それに気を良くしたのか、国広がついばむように耳にキスをくれる。う、うーん、国広に甘くないか、わたし?

「ん、国広ちょっといたい」
「どこが」
「イスの背がその、足の付け根に食い込んで… あと胸がつぶれそう」
「ああ、悪い」

そういって、国広はあっさり体をひいた。圧迫感から救われほっとしたのも束の間、国広はひょいとわたしの身体を持ち上げてイスを取り出す。机から遠ざけるとわたしをそっと机のうえに戻した…うつぶせで。あ、はい。この体勢が良いんですね。一応気はかけてくれているのか、深く…胸は机の上から出るようにうつぶせてくれた。

「これでいいか」
「あ、はい」
「…なんだ、その返事は」
「気に入らない?」

肘を机にかけて振り向けば、国広がむうと口をつむんでこちらを見ていた。…末っ子という生まれに反さず、甘え上手な視線に困ってしまう。するりと足を動かして国広の足にすりつければ、ぱっと目元が明るむ。ぎゅうと抱き付いてちうちうキスする国広に、わたしはあきらめの気持ちで息をついた。

「国広、ちゃんともってるの?」
「なにをだ」

後ろから回って来た手が、器用にネクタイを外してくれる。そうしてプツプツと手際の良くボタンを外すと、ちゅうと耳に吸い付いてくる。舌でなぞるように裏を辿られると水音がリアルで、反射的に足がひくつく。まるで期待しているようでイヤだけど、国広は嬉しそうにスボンごしの足を擦りつけて来た。ブラウスが半分くらい開くと、桃色のブラジャーが顔をだす、国広の大きな手がブラウスを剥いでそっと胸を持ち上げた。そうして生地の上からむにっと揉んでくる。暫くは形を確かめるようにそうしていたが、指がブラジャーを持ち上げ外へと胸を晒してしまう。…普段授業をうけている教室の、自分の席でこんなこと。

想像したことがないというわけではないが、思った以上に恥ずかしい。でも妙な気持ちだ、…期待している自分がいる。じんわりと、触られてもいない下着が濡れるのを感じた。いやだいやだ、はしたない。だが下げた視線の中で、国広の大きな手が胸を掴むからかちんとスイッチがはいってしまう。

五本の指が胸に沈む。好き勝手に寄せたりもみあげたりして、人差し指と親指で乳首をきゅうと摘ままれた。ぴくんと腰が跳ねたのがいけない。気を良くしたのか国広が腰を押し付け、暗喩するようにすりつけてくる。わたしが…胸がいちばん弱いのを知って、わざとらしく指で乳首を持ち上げるのもいやだ。何時もみたいに思い切り舐めてすって、気持ち良くしてほしいのに。

「 はっ」
「…乗って来たか、 アンタはここを弄られると直ぐに溶けるな」
「解ってるなら、あんまり触らないっ っん」
「なぜだ、好いた女を好くしたいと思うのは当然だろ」
「じらすのとはっ訳がちがう」

咎めるようにいうも、国広はくすりと笑ってちうと頬にキスするばかりでまるで反省の色がない。ならせめてと顔をむければ、国広が気づいてようやく唇に吸い付いてくれた。薄い唇がついばむように何度か触れて、促す様に下唇を噛まれた。大人しく従えば、翡翠の目がうれしそうに弧を描いてキスをくれる。国広の舌がそろりと入って来て、歯茎をそろそろとなぞる。驚いて引っ込む舌をおって国広の舌が伸びる、そうすると口もおおきく開くから飲み下せなかった涎が顎をつたった。だが国広は気にした様子もなくうっとりとした恍惚顔でくちりと舌をからめる。つま先だつ足を逃がさないと言うように国広の足が絡まり、そのまま膝を曲げて宙に持ち上げてしまう。酷いひどい、

「くにっ ひろ、あし」
「ちう んっ アンタはすぐに逃げようとするからな 手も…机を握るな、」
「あっ ン」
「まあ、この体勢じゃ無理もないか」

きゅっと乳首が摘ままれてひっぱられた。痛いような気持ちいような甘い痺れが腰に走る。ああもう止めてやめて、そう思うのに口からでるのはもっとと促す様な声ばかりだ。ぴっと国広が手を放すと、ふるんと胸がゆれた。意外とふとい指先がつぷりと胸先にしずんで乳首を押し潰す。そうして指で肉の中に沈めた乳首をこりこりされると堪らなくきもちい。国広が後ろで熱い息を吐いた。片方の手はそのまま、ゆるりと体制を持ち上げると上着の上からするりと背を撫でた。骨盤あたりを何度も撫でつけ、自分がこれから入るところを確認するようにお尻から撫で上げる。

「っ 国広、じ じれったい」
「直接触ってほしいのか」
「そ そういうわけじゃっ」
「怒るな …わかった、アンタが言う通りにしてやる」

片方の手でV字を描くように胸を揉んでいた手を放し、大きな手が脇の下からくびれまでをなぞる。それはスカートのひっかかりを見つけるととまり、そっとワイシャツをスカートから抜いた。背中がすうと冷たくなって、彼の目の前に晒されたのが解る。硬い皮膚の指の腹がすうと背骨を撫でた。

「…細いな、アンタの腰は」
「ん …」
「折れてしまいそうだ …ちう」
「ひあ」

国広が背中にキスをする。そうしてなんどか繰り返したあと、舌をぺったりとつけてつうを撫で上げられる。生生しい感覚がこれから先を妄想させて、お腹のおくがぞくぞくした。ひくりと揺れれば、国広の手が太腿をそっと揉み込んでいく。緊張をほぐすようにマッサージしてくれるか、少しだけ安心した。緩やかな甘い痺れが思考力を奪い、だんだん目の前がふわふわしてくる。

「くにひ、 ろ くすぐったいって」
「気持ち良くしてやりたいだけだ」
「んっ はあ、 は ンっ」
「強張ってくれるな…大丈夫、“何時もみたいに”していろ」

それはどういう意味か。…ここを家だと思ってリラックスしろというのか。以前はそう、国広の部屋で抱かれた。国広の両親は高齢出産だが、その辺にいる若い夫婦よりずっと元気だ。大体の時間を旅行につかっているため、滅多に家に帰らない。…恋人関係に置いて、これ以上の環境はなかった。国広の年の割に落ち着いた部屋で抱かれるのは心地よかった。そこらじゅうが彼の匂いでいっぱいで、とても幸せな気分になる。

「家と、ここじゃ…ちがいすぎるよ」
「…後で連れてってやる」
「明日平日だよ、家に帰らないと…お母さん心配しちゃう」
「ああ…そうだな、」

はむっと背中に食いついた国広がべろんと背中を舐めたあと、「なら」と手付きをあやうくする。すうと腿を撫でていた手は上へうえへと伸びて、やがてスカートの中へと忍び込む。パンツの上から持ち上げるようにお尻を揉む。

「う ぁ」
「なら手早くすませるか?」

指を縁にかけてするするとじれったいほどの動きで下着を脱がす。心臓がいたいほどに高鳴った。きゅうと目を瞑れば、国広が答えを促す様に名前を呼んで耳をはむ。まるで食べるようにそうされるとだめだ、耳に聞こえる咀嚼音と水音が、直接頭に響くようで____この先を望んで、腰が震える。

「…は、 ぁ… や、やらっ」
「ん」
「やさしく、して」

なんとか口にできた言葉は、顔から火が出そうなほど恥ずかしくて。うううと情けなく蹲るわたしに、国広は「わかった」と嬉しそうに項にキスをくれた。ううううう。

するするとパンツが脱がされる。クロッチの部分にさしかかると、にちりと張り付いた布が剥がれる音がした。それは国広の耳にも届いた様で、くすりと笑う声が聞こえた。恥ずかしい、だがこれからもっと恥ずかしくなる。ぺりぺりと剥す様にパンツが脱がされ、膝の上あたりで止められた。国広がスカートを持ち上げる、冷たい空気がおしりを冷やしていやらしい気持ちがぐんぐんと湧きたつ。大きな手がそっと形をなぞるようにお尻を撫でた。

「…白いな、」
「 は ひ、日焼けしないもん」
「そうだな、露出する趣味がないかぎりは」
「っへんなこといわないで!」
「っふ 悪い」

たぷたぷと持ち上げるようにするのはやめてほしい…うう、太ったかな。わたし、
片方の手でもみもみしながら、逆の手がするりと足の付け根を撫でる。少し指を沈めて、筋肉をなぞるように何度も付け根をマッサージされた。ああ、それはだめだ。それをされると膣がきゅうと切なくなる。荒い息を必死に潜めた、じっとりと汗を掻きはじめた体にシャツがはりついて気持ち悪い。

「ん、 ん… 国広」
「なんだ」
「うわ、 上着っ脱ぎたい…あつい、の」
「俺はそのままがいい」
「は え、 え?」
「揃いみたいで、気分がいい」

…なにをいっているのか。制服なのだが、揃いみたいなのは当然だろう。国広のいいたいことが今一わからなかったが…とりあえず、今日脱がしてもらえないのはわかった。我慢するしかないのだ、指の第二関節で押し込むように大陰唇のまわりをなぞられる。ゆるりと確実にその場所に近づく愛撫にふるりと腹が震えた。

「…ああ、大分ほぐれたな」

国広の両手が陰部を左右に引いて、くぱりとそこ開いてしまう。普段閉じているところが冷たい外気にさらされて咄嗟に足を閉じようとした。だが、国広の身体が間にあるから上手くいかない。「暴れるな」といわれたがこちらとしても恥ずかしいのだ、そのくらいわかってほしい。彼の目に晒されていないのがせめてもの救いだ。

「濡れてるな…」
「そういうこと、あんまっ 言わないでっ ぁ」

小陰唇の周りをV字をかくようにして何度もなぞられた。偶にぐっと押し込んでその奥にある場所を刺激されると、切なくてたまらない。時折陰毛が引っ張られてぴりっとするが、むしろ不意の刺激となって興奮を助長する。決して陰核には触れない、触れないのにそこに繋がる陰核脚を指圧されるのだ。その甘い痺れにお腹が、し、子宮がきゅうとないた。決して無理のないゆったりとした刺激に気持ち良さが重なり、何度もくりかえされるとくたりと身体から力が抜けた。完全に机に伏せて、情けなく国広がくれる刺激に溺れてしまう。抑えきれない期待が、愛液となってとろりと零れてしまうのを感じた。

「はあっ 零れてるぞ」
「ひ あ んっ_____っ ぁ」

垂れた愛液を掬い取る様に二本の指が膣口をなぞった。漸く触れて貰えたせいか、びくんと魚みたいに跳ねてしまう。それに気を良くしたのか、国広がそれを塗りつけるように膣口の周りをくるくるとなぞり…そしてつぷりと、中に指を沈めてくれる。

「んっあ、 あぁぁーーーーっ」
「 はあ、  っふ 吸い込まれるみたいだな、 それに良く締まる」
「くに くにひっ くにひろ くにひろ」
「ああ…好くしてやる」

一度は深く沈められた指だが、するりと戻りそうして浅い部分を円をかくようになぞる。たまに伸びて、陰核の裏をとんとんと叩くようにされると背筋がびりびりした。その度に足の間にある国広の足を締め付けて、頭の中まで響くスパークから逃げたくて、きゅうと国広の足を絡め取る。だが、そうすると手が動かせないから、国広が「大人しくしろ」と言って逆手で解いてしまった。腰を机に張り付けて、その上からぐっと骨盤のあたりを抑え込まれた。それだけなのに、さほど強い力でもないのに動けない。くっくっと陰核の裏をなんども指圧されて、足が跳ね上がって、腰が勝手に震えて。ああもう、なにがなんだかわからなくて、

「熱いな… 火傷しそうだ」
「ふ、 う… ひっぁ あっ そこ、らめなの、なんども やめ、っ ア!」
「声が、抑えられなくなってるぞ」

ふっと笑いながら国広がいう。咎める様なのに、指はもっとそうなれというようにいけない場所を刺激する。もうどろどろだ、膣も、頭も。八の字を描くように膣内が擦られて、楽しむように抜いては膣口をちぷちぷと遊ぶ。ゆっくりと押し込まれたと思えばそこを広げるように指の腹でくるくるなぞられた。そうするとだんだん膣は情けなく開きっぱなしになってしまう、止められない愛液が零れ落ちるのはまるで涎を垂らす犬のようで…ぞくぞくする。もっといじめてほしい、もっとだめにしてほしい。

体の内側の熱が、上着の所為で発散できない。まるでサウナのなかにでもいるようで、涙がぼたぼたと流れた。立てない、もうぜったいに立って帰れない。…だけど、行為はまだ本番にさえ至ってない。国広がこくりと喉をならすのが聞こえた。ずっとふかくふかく二本の指が膣の奥に沈む。そうして閉じられた膣を内側から開いた。冷たい空気が子宮までなぞるようで、耐え切れず悲鳴が零れた。

「ら、 らめ、くにひろ はやくっ なかっいれ、」
「はあ…そうだな、これくらい開けば…すぐに飲むこむだろう」
「んっ」
「そのまま大人しくしてろ」

つぷりと指が抜けた。ほっと机にもたれるのも束の間、かちかちとベルトを外す音が聞こえた。そうしてあつい塊が陰部に押し当てられる。ひくりと腰が震えた、望んでいたものだ。ふとくて、ながいの。待ち焦がれた子宮がきゅうとしまる、愛液が零れて彼の男根を濡らした。まるで鉄コテを押し付けられている様だった。熱くて、火傷してしまいそうだ。なのにどうして、こんなにも嬉しくてたまらないのだろう。

竿の部分が陰部に押し付けられて、なぞるように擦りつけてくる。わたしの愛液が彼の男根を濡らして、先の尖りがゆるりと膣口に押し付けられた。押し込まれる、そうおもって体が跳ねたが国広は感触を楽しむようにつぷつぷと押し付けるばかりで“ご褒美”をくれない。つらい、まるで拷問だ。子宮はいまにもほしいとこんなに切なくないてるのに。耐え切れず腰がゆれて、はっはと息が短くなってしまう。これでは犬だ、情けなくて国広をなんども呼んだ。

「くにひろっ くに、 ひろっ はやくっ」
「…耐え症のない“主”だ っ」
「ぃっ あっ ア アア__________っ」

一番大きなところがつぷりと膣口を開いた。決して強引ではない動きで、だけどかき分けるように抵抗を許さない動きでそれは押し込まれた。亀頭がつっぷりと埋まる頃、一度確かめるように国広が腰をひく。膣口がカリにひっかかってびくりと腰が跳ねた。それを慰めるように国広が背を撫でてくる。そうしてさらにぐっと深く押し込まれた。膣壁をなぞるように、ぴったりと閉じて誰も入れなかったはずの場所におどろくほどするするとそれは入って行く。時折いいところを掠めて太腿が震えた。

(ああ、ああ、もっときて、もっとおくまでっ)

それが、どこまで届くがしっているから。
かるかな擦り上げも、ゆっくりと時間をかけて解された身体には大波のような快感だった。ああもうむり、そうおもうところまで入っているのに、国広の男根は止まることなく更に奥へと入って、ようやくわたしの一番大事なところにキスしてくれた。

「アッ______!!」
「くっ」

耐え切れなかった。子宮口へのキスが、わたしの身体にとんでもないスパークをおこす。頭の奥までしびれて、足の先、つま先までぴんと張って全身がつりあげられたようだった。息ができない。内臓がぎゅうと締め付けられて、切なくてたまらない。はくはくと息をする間にも、膣はきゅううと締まって侵入者の形を明確にわたしに伝えてくれる。まるで串刺しだ。頭がぐわんぐわんする。

「っ 締めすぎだ…アンタ、 はあ……上手に、イケたな」
「ふ ンッ」
「気持ち良かっただろ」

涙目でへたりこんでしまったわたしを国広がよしよしと撫でてくれる。それが嬉しくて「もっと」と強請れば、ちうと頭にキスしてよしよししてくれた。耳に鼻をこすりつけた国広が熱い溜息を吐き出す。そしてふきこむように「もう少し、奥に入れる」という。その言葉に来れたオモチャのように頷けば、国広は「わかった」と言ってわたしを抱きしめてくれた。ぐいとさらに奥へと入る。

「ア あ、らめ らめお、 おくっ お、おくにっ」
「ン… アンタ、少し敏感になり過ぎだ。 何時もより子宮が下がってるぞ」
「そ、 んな ア アーっ アー ンッ らめっ らめ らかっ」
「暴れるな」

ばたばたと逃げる足を国広の両手が掴みぐいと開かれてしまう。そうなるとお尻の肉が開いて彼とのつながりが深くなる。付け根をつかむ手が強く陰部同士を重ねあわせて、陰毛が重なり合うようだった。だめ、だめだ。つぷりと亀頭が子宮膣部に沈んで、優しく内臓を持ち上げた。

「ん… どうだ」
「はあっ はー はーっ」
「少し腰をあげるぞ」

体制をあげた国広がわたしの腰を持ち上げる。そうすると子宮の上、気持ちいい所を亀頭が擦るから腰が跳ねた。お腹に回った国広の手がするりとワイシャツの下にもぐる。おへそ周りを掌全体をつかって撫でて、中に沈んだ自分をなぞるように二本の指でなんども外側から指圧される。そのたびに腰が跳ねて、意味不明な声をあげてしまう。まるでおかしくなってしまったみたいだ、自分の身体なのに自分の物じゃないみたいで。

なぞるように亀頭の先、子宮のお口をみつける。そしてその先に在る子宮を慈しむように撫でてくれる。ふわふわもちあげるようにしたり、そっと重なった部分を摘まんで、そうしてわたしの中のどこでなにが起こっているのかを教えるように存在を示した。

「うっ ぁ ぁん ン くに、 ひっ! あ、 ろっ」
「肩の力をぬけ、じっくりと捏ねくりまわしてやる」
「っ! だめ、もうおか、 おかしくなっちゃ アア˝!!」

決して激しい動きではない。緩やかに腰を押し付けるだけの挿入は、しかし、確実に子宮と…Aスポットを刺激してくれる。トントンとノックするように、亀頭の先で甘えるようにすりつけて。それが暫く続くともうダメだった。小さなイクが何度も続いて、頭がどうにかなりそうだった。いや、もうとっくにおかしくなっている。国広が慰めるようにお腹を撫でて、肩にキスをくれるけれど、それはむしろ彼との接合を深めてしまうのだ。

「い˝ あっ、あ、 あー あー!」
「はっ どうだ、気持ちいいだろ」
「うんっ うんきも、 きもちっ の あっ あっ アーアー!」
「っ 俺ももう、 」

ぐぐぐと国広が陰部を押し付ける。子宮が押しつぶされるようで、ちかちかした。

「アンタも、一緒に」
「う、 んっ うんっ イクの いっしょ、 いっしょがいいっ」
「わかった。 …アンタの命令だからな、」
「んっ うんっ うんっ」

するりと国広が擦り寄ってくる。ふきこむように「3つだ」言われた。うんうんと頷くと、国広の手がしっかりとわたしの腰を掴む。そしてずるりと、ぬかれる、

ずんっと内臓が押し上げられた。頭の奥までつかれるような衝撃に頭がスパークする。全身がびりびりして息がつまった、一回。ずるりとカリが膣壁をはぐように抜かれた。意識までもっていかれそうで、声にならない悲鳴があがる。だが次とおかずにずんっと二回目。いっちゃう、もういっちゃう。でもだめ、まだだめ。我慢して我慢になるかわからない我慢をして、ぎゅうと拳を握りしめてずるりと抜かれるのに耐えて、ああまた、頭の奥まで一突きされる。____三回、 きゅうと陰核をつままれた

「                    ア  」

大げさな悲鳴は頭の中でしか上がらなかった。全身ががくんっと震えた、子宮が押し込まれた亀頭に吸い付いてちゅううとあついキスをして、太く張りつめた彼の男根がびゅうと熱いものを吐き出した。びちゃびちゃと子宮に容赦なくかかってくるそれがあつくて、ねっとりと子宮にねばりつくのを感じる。つままれた陰核があつい、背中にぴったりと重なった国広が何度もあつい息をはく。そして手慰みのように陰核をもみもみするからわたしは上手に悦楽から抜け出せない。

「 あ、 め、 さわっちゃ、 らめっ」
「んっ」
「 ひっ」

きゅうと最後というように摘ままれた。だからまた小さくイってしまう。もういいのに、もういっぱいいっぱいなのに。息が上手にできなくてなんども肩が上下した。…ご、拷問だ。がくがくふるえる足を、国広は大事にする様に撫でてくれる。体制を起すと、最後の一滴まで絞り出す様に何度か膣内を擦った。そしてゆるりと抜けて行く。ようやく、おわった。

名残惜しいというように亀頭が膣口を擦って、離れた。気づいた時には彼はベルトをはめて、わたしはするりとパンツをはかされていた。…ご丁寧に、生理ナプキンをつけて。スカートの中にシャツを戻しながら、くったりとするわたしに国広がいっぱいキスをしながらいう。

「起きれるか」
「んっ … なか、あついの」
「…ああ、家で出してやるから。帰ろう」

…どうやら国広の家にいくのは決定らしい。脇に手を入れて立ち上がらせられた。力が入らなくてくったりともたれるわたしを、国広は苦でもないように後ろから支えてくれる。涙とか涎でいっぱいの顔を親指で拭いながら首筋にキスを。流れた汗をぺろりと舐める。

「俺たちの“本丸(いえ)”へ」

そこで、なにかがぱちんと弾けた。
















「主、……まだ寝てるのか」

目をひらく。そこは見知った天井で、わたしは白いおふとんの上にいた。なぜかびっしょりと寝汗をかいている。思いだそうとしても、夢はとおくどこかに消えてしまったようだ。聞こえて来た声は障子の向こう。からりと開けば冷たい風がここちよく髪を浚った。

「…おはよう、国広」
「ああ 大丈夫か、顔が赤い」
「んっ んー大丈夫、ごめんね」

ぺちぺちと顔をたたくと、国広が頭をよしよししてくれた。

「汗だくだ」
「んー」
「夢見が悪かったのか」
「え、 いや…悪い夢じゃなかったような…むしろ」
「むしろ?」

きもちよかった、きがする。
でもそれを彼にいうのは憚れて、わたしは「着替えてくる」といってそろりと部屋に戻った。国広は「ああ」と見送る。閉じられた襖のむこうで指で拭ったわたしの汗を、赤い舌がぺろりと舐めていることもしらずに。

「……また夢の中(あと)で」

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