似ている奴には気をつけろ


『…何故?』

どーも、紅藤あげはです。

あたしは歌舞伎町を散歩してたはずなんだけどな…。

なのに今いるのは見たことのない場所だ。

なぜか夜だし。おまけに人がいないし。

『誰か助けてェェ!!』

ガサッ

!!なんか物音が聞こえた。

見えたのは白髪。

『銀時!?』

しかし出てきたのは、白髪に赤目の男が数人。

しかも誰一人知り合いはいない。

『…まぎらわしいんだよォォオオ!!』

なんなのこいつら!?人を期待させやがって!

「ひゃはははは!」

すると男たちが突然笑い出した。

…何これ?超怖いんだけどォォォォ!?

あたしがびびってると男たちは「血、血ぃ」と言いながら襲ってきた。

…今日はハロウィンか何かですか?

しかもあいつら刀持ってやがる!!

『…チッ!』

あたしは応戦しようと木刀に手をかけた。…はずだった。

スカッ

『…え?』

腰を見ると木刀はなかった。 
 

 



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