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【ボレミ】




*七夕


ミスト「〜♪」

ボレ「ん?何やってんだ、ミスト?」

ミスト「あ、ボーレ。今ね、おまじないしてたの」

ボレ「まじない?って、その木に紙をくくりつけるまじないか?変わってんなぁ…」

ミスト「んー、ララベルさんから聞いたんだけど、こうやって紙に願い事を書いて、木にくくっておくと願いが叶うんだって」

ボレ「へぇ〜。願いがねぇ…」

ミスト「みんなにも書いてもらったんだよ!ほらっ」

ボレ「どれどれ…。『肉が食べたい』…これは間違いなくアイクだな。えっと、こっちは…『身体が強くなりますように』か。これはキルロイだな?」

ミスト「正解!わたしのもあるんだよ。どれか分かる?」

ボレ「んー……。お、これか?『みんなでずっと一緒にいられますように』」

ミスト「すごーい!よく分かったね!」

ボレ「だって、字がお前の字だし、願い事もお前らしいしな」

ミスト「……わたしの書いた字、分かるの?」

ボレ「おいおい、何年一緒にいると思ってんだよ。流石にそれくらい分かるって」

ミスト「…そっか」

ボレ「?何だよ?何か、嫌なのか?」

ミスト「ううん、そんなことないよ!」

ミスト(ボーレ、ちゃんと見ててくれてるんだ…)

ボレ「つーか、こんなん願うこともないだろ。みんなお前を置いてったりしねぇよ!」

ミスト「!」

ボレ「もし、さ。誰かがお前のこと置いていっちまったりしても、俺はちゃんとお前の傍にいるからさ。心配すんなよ」

ミスト「…!うん、ありがとう!……わたしもボーレのこと、置いていったりしないからね」

ボレ「えっ?」

ミスト「だって、ボーレ一人じゃ危なっかしくて見てられないもん」

ボレ「お前なぁ…。それはこっちのセリフだっての!お前みたいな子ども置いていけるか!」

ミスト「何よ!子どもはボーレの方でしょ!!」




キルロ「何か…青春ですね」

オスカ「うん。何だかこちらが恥ずかしくなってくるね」

キルロ「あはは…確かに///」





ボレミ+大人組(笑)
七夕の笹は生えてなさそうなイメージだったので、木にしてみました。
笹…生えてるかなぁ、クリミアに。←知らんがなww