「また、こんど」

芽吹く音が聞こえる。
どこかで命が春を恋い焦がれて、
温かな風に撫でられる、その日を夢に描いて、
ゆっくりゆっくり息をしている。
雪解けを残念がる子供達も、
咲き乱れる花に、無邪気にはしゃぐことでしょう。

また待っております。
冷たく澄んだ空気と共に来るあなたを。

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