さみしがり
泣いてます、泣いてます。
私の心の中、ちいさなわたし。
むせび泣いて、私を困らせます。
夏の夜に見る夢は嫌なものですね。
あなたがわたしを置いて行く。
「行かないで」と、どんなに懇願したって背中は遠ざかる。
愛が欲しいのです、永遠の曇りのない愛が。
あなたが持っている無償の愛が。
心地良い暖かさが欲しいのです。
ちいさなわたしが泣き止むまで、締め付けるように抱きしめて欲しいのです。
嗚呼、生きているのだと、思わせて欲しいのです。
微かな鼓動を感じれば、もうそれで良いのです。
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