俺は、なんの為に生きているんだろう。
暗い部屋の中で小さく体を丸めて呟いた。俺は仲のいい友達?とかいるけれど、その繋がりは薄っぺらいものだと思う。
だって平気におれを裏切る。
俺はよく、自分で自分を殺す。夢の中で。今だって目を閉じて考える。ここは二階だから窓をあけてベランダへ出て転落。そして、打ち所が悪くて死ぬ。これを繰り返す。俺は何処か欠落しているのかもしれないな。
ぼんやり、天井を眺めた。そこには、暗くて何も見えなかった。昼見た時の黄色いシミは見れないな。電気を付ければいい話だが、つけたくない。
篭もりたい、そういう気分。
篭って、何も食べず餓死はどうだろう。やっぱもがき苦しむのかな。餓死する前に俺が部屋から出るだろうな。苦しそうだから、却下。
やっぱり、死ぬなら寝ている間がいい。それって、寿命だよな。それか、睡眠薬大量に服用して死ぬ。それもいいかもしれない。いや、それがいい。
ごそごそ、と袋から睡眠薬の瓶を取り出す。キャップを開けて、とんとんと数回。手には、沢山の粒。これを、飲めば。
運良ければ、死ねる。
ブーブーっとバイブレーション。暗い部屋の中で携帯のランプが光る。
じゃらっと薬を瓶に戻してもぞもぞと動く。
面倒だな、と慣れない操作でメールフォルダを開いた。
11/29....23:12
From,おれの愛しの田中
To,濱田
――――
死ぬなんてこと考えんなよ
End.
――――――
は、っとなにかと一緒に息が漏れた。こんな、名前をつけた覚えはない。た、なか。その三文字が浮かぶ。近くにいる田中といる友人なのか。いや、でも田中はそういうタイプじゃなかった。
生きろ
背後でそう聞こえた気がした。
――
あ、れ。
付け足したらなんかなんともいえないかんじに(´・ω・`)
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