其の十



「おや、今宵は君一人かね?」

夜會で初めに声を掛けて来たのは、伊藤様でした。私は、軽く会釈をし、伊藤様に手を差し出します。伊藤様は、私の手を取り、手の甲に口づけを落としました。

「今晩は、伊藤様。生憎、父は急な仕事で独逸に渡ってしまいましたので……」

「そうか、残念だな。父上は息災かね?」

「ええ。父が宜しくと」

「ところで、そちらは?」

お決まりの挨拶を交わした後、伊藤様は、私の隣に立っていた坂田さんに視線を向けました。坂田さんの容姿を珍しげに眺める、とても好奇な視線でした。

「彼は、坂田銀時様です。内の書生で、今日はお供を頼みました」

「ほう、書生か。それにしても、随分と変わった成りをしているな……その髪、異人の血を引いているのかね?」

伊藤様は、物珍しそうな眼差しで上から下と坂田さんを観察した後、彼に向かって手を差し出しました。

「いえ、この髪は……」

坂田さんは、軽く会釈をした後、少し困ったように笑いながら伊藤様の手を握りました。どういえば良いのか困ったらしく言葉を詰まらせてしまった坂田さん。彼の生い立ちを詳しく知らない私ですが、何か云いづらいのだと察しました。

「彼は、とても優秀な書生ですわ。帝大に通っていらっしゃって、いずれはお医者様になられる方なんです」

「ほう、帝大の医学部と!それは、凄い。」

伊藤様は、それはそれはとても感心したようでした。坂田さんの手を再び握り、病に倒れた時は是非とも診てくれ、と冗談を残し差って行きました。

「今の方、確か有名な資産家ですよね?」

「ええ。お父様の会社に結構な投資をして下さっているの」

坂田さんは、ふぅんと頷くと、給仕が運んできたシャンペングラスを一つ取って私に差し出しました。

「お嬢さんのお好きなシャンペンですよ。」

「まぁ、ありがとう。坂田さんはお飲みにならないんですか?貴方好みの甘口なのに」

「いや、俺はこういう小洒落たものは飲んだ気がしないので……シャンペンよりも日本酒がいいんです」

「ふふ。なんだか、とても坂田さんらしいわ」

坂田さんらしい言葉に私は思わず笑ってしまいました。社交界というのは本当に退屈で仕方ないのです。それが政界の関係者とならば尚更でした。でも、今夜は坂田さんが居るお陰なのか、とても肩が軽いのです。

「あら、円舞曲(ワルツ)が始まったわ」

私は、ダンスが下手ですから、声を掛けて下さる殿方には丁寧に断ってきました。あそこの娘はダンスの一つも出来ない、と囁かれたら我が公爵家の名に恥じると思ったからです。

私はいつものように席を立ってバルコニィに行こうとした時でした。

「お嬢さん、一曲いかがですか?」

坂田さんが、私に向かって手を差し出して来たのです。

「わ私、あまりダンスは得意でないの」

「知っています」

「それなのに誘うのですか!?」

さも当然だと云わんばかりの表情を浮かべる坂田さんに、あまりにも心外だと思わず声を張り上げてしまいました。

「ああ、お嬢さん。声が大きい」

はっと辺りを見回すと、数名の方が怪訝そうにこちらを見ていました。

「大丈夫、俺に任せて下さい。俺に合わせて足を運ぶだけで良いんです」

ね、と首を傾げる坂田さんの紅い瞳が、弓なりに細まりました。本当に、今日の彼はまるで別人の様でした。私よりも社交界慣れしていて、その容姿から異国の王子様という言葉が似合っているのかもしれません。
顔が熱くなるのを感じながら坂田さんの手を取りました。坂田さんは、くすくすと笑いながら私の腰に手を回してきました。ただダンスを踊るだけなのですが、何故だか変に意識をしてしまって胸が高鳴ってしまうのです。

「お嬢さん。肩の力を抜いて」

そう耳元で囁かれました。坂田さんの低い声は、とても心地好く私の脳を溶かして行きそうでした。

本当に、どうにかなりそうだわ!

坂田さんの足取りに合わせて私も踊るのですが、不思議とステップを間違うことなく綺麗に踊れるのです。之はきっと坂田さんが上手に誘導してくれているお陰なのかもしれません。

「坂田さん、ダンスお上手なのね。それに、とても場慣れしているわ」

「ああ、それは義父が何かと躾て下さったのです。何度か夜會にも出席した事があるので之が初めてではありませんね」


坂田さんの御義父様は、とても良く出来た聡明な方だとお伺いしておりました。
華族でありながら萩で小さな私塾を開いていた、と。しかし、坂田さんが十二の時に労咳を罹ってしまい一年も持たずに亡くなられたらしいのです。子供のいなかった彼は坂田さんを養子として迎えていました。御義父様亡き後、養子である坂田さんが家督を次ぐはずでしたが、坂田さんはそれを断り、こうして内に書生として働きに来たのです。

「義父は、世に出ても恥ずかしくないようにと色々教えて下さったのです。洋琴(ピアノ)に横笛(ハァモニカ)、ああ剣術も教わりました」

「まぁ、坂田さんは何でも熟してしまうんですね。羨ましいわ。私なんて何をやっても上手く行かないというのに」

「本当に、不器用な人ですね。まぁ、そこがお嬢さんらしい」

褒めているのかけなしているのか解らない言葉を呟き、坂田さんは微笑みました。彼の綺麗な銀色は、シャンデリアの輝きにも負けないほど、キラキラと光り輝いていました。

「あの銀髪の方は、どなたなのかしら」

「素敵だわ。活動写真から抜け出して来たみたい」

「バレンティノよりもハンサムよ」

周囲の女性達が羨ましいと呟いているのが聞こえ、密かに優越感に浸りました。このまま、この時間が永遠に続けば良いのに、と私は坂田さんの胸元に額をそっと寄せました。

「しかし、お嬢さん。貴方はもう少し食べる量を控えた方が良い。このままだと胸ではなくお腹が福やかになってしまいますよ」

「なっ!?」

夢心地で踊っていたのに、坂田さんの一言で現実に引き戻されてしまいました。坂田さんを見上げると彼は、それはとてもとても真剣な表情を浮かべていたのです。

「よよ余計なお世話ですっ!」

「痛っ!」

曲が終わった途端、わざとすぐそこにある足を力いっぱい踏めば、彼は短い悲鳴を上げました。

「貴方は、えちけっとと言うものがないのですかっ。女性に対してすたいるの事を言うのは失礼だわっ」

坂田さんは基本的には紳士と言って良いくらい、お優しい殿方なのですが、時折、こうして失礼な事を言っては私をからかっているのです。

「お嬢さん、何処に」

「お手洗いですっ」

全く、私の夢を壊さないで欲しいわ。何がバレンティノよりハンサムよ。……確かに、ハンサムではあるけど、えちけっとがないのよ。失礼しちゃうわ。






「……よぉ」

「げ」

厠に行ったお嬢さんを待っていた俺はとても嫌な奴に会ってしまった。お嬢さんの許嫁である多串じゃなかった土方とかいう男だ。

「何、なんで居るんだよ」

「そりゃ、こっちの台詞だ。俺ぁ、近藤さんの付き添いで来ただけだ。てめぇこそ、書生の分際で何故此処にいる」

「俺もお嬢さんの付き添いで来ただけですぅ。それに、書生の分際ってなんだコノヤロー。赤バイ乗ってるてめぇなんかより、金ボタン輝かせて帝大闊歩してる俺がすげぇよ。あれだよ?制服着て銀ブラしたら、女の子にきゃあきゃあ言われるんだぜ?」

「赤バイは乗ってねぇっつってんだろうがボケ。いいか、俺は陸軍中尉だ。警察じゃねぇんだよ」

土方の糞野郎とは所謂、犬猿の仲というやつで。お嬢さんが居ない時に顔を合わせるとこうして口喧嘩が勃発するのだ。

「今日の主催は、次期内閣総理大臣だと期待される方だ。あの人に気に入られれば近藤さんの出世にも繋がる」

「へぇーおたく、本当にあのゴリラの為なら何でもするのね」

「あたりめぇだ」

近藤勲は、新八の姉お妙の旦那である。何度か会った事はあるが、あれはただのゴリラだ。こいつが何故、あのゴリ……近藤の為に尽くすのか詳しくは知らない
が、華族である土方が家督を次がず、陸軍に入隊したのは近藤の影響が少なからずあるのだろう。しかし、ゴリラにはゴリラなりに人を引き付ける素質を持っているのであろう。人を疑う事をせず、誰にでも深い情を持って接する。良く出来た男だと思う。


「そうだ、坂田」

「なに、多串君」

「多串じゃねぇ土方だ。お前、反社政府主義の会合とかに顔出してねぇよな?」

「……なんで?」

「最近、書生を良く検挙するんだが、中には帝大生も居てな」

世界的に不況と云われるこの御時世。日本の政治の在り方に不満を持つ者も少なくない。最近では、上野でメーデーが開かれ労働組合だとかが結成されたりしている。民主主義や自由主義的思考を持つ者が資本主義に反発するという所謂、デモクラシーだ。

(高杉、捕まったか?)

反政府主義に興味を持ち始めていた高杉の姿が此処最近、見えない。もしかして掴まったのかと思ったが、高杉の家は名の知れた資産家だ。その息子が掴まったとならば新聞に報道されるだろう。


「なぁに、多串君。俺の心配してくれてんの?」

「自惚れんなよ、気色悪ぃ」

「んだとコラ」

「てめぇが掴まっちまったら、侯爵家の名に傷がつくだろうが。間違ってもブタ箱行きなんて事になんなよ」

「安心しろ。俺ァ恩を仇で返す様な事はしっ」

俺は咄嗟に口を噤んだ。お嬢さんが戻って来たからだ。お嬢さんは土方が居るのに気がつくと、口元を緩めた。

「あら、土方さんもいらして居たの?」

「嗚呼。近藤さんの付き添いでな」

「近藤さんの?妙さんもいらしているの?」

お嬢さんの言葉に、俺はぎくり、とした。正直言って新八の姉貴は苦手だった。かなりの美人とは認めるが狂暴なのだ。この前、新八を童貞から卒業させようと無理矢理、吉原に連れて行っく途中で、お妙に出くわし半殺しにされた。

「いや、今日は近藤さんと俺だけだ」

「あら、そお。残念だわ。会ってお話しがしたかったのに」

狂暴ではあるが武家の娘らしく真っ直ぐな心を持っているので、お嬢さんはお妙に憧れているのだ。心底、残念そうに呟いた。

「また、今度、お茶でもと伝えておいて下さいな」

「嗚呼、解った。じゃあ俺は、失礼するよ」

そう言って土方は、何処かに去って行った。許婚よりも近藤が大事らしい。本当、冷たい男だ。俺なら、もっと許婚らしく出来るはずだ。お嬢さんと同等の立場に居られる事が、どれほど幸せな事かアイツは解っていない。そもそも、親同士が勝手に決めた相手なので、アイツがお嬢さんの事をどう思っているかは知らないが。


「坂田さん、どうかしたの?浮かない顔しているわ」

「いや、何でもありません……それより、」

言いかけて口を噤む。本当に今日は厄日だ、と赤ら顔をして向こうからやって来る男を見て溜め息を零した。

「これは、これは……珍しい成りをした男が居ると思っていたら、まさか君とはね!」

この人は、後藤という。旦那様や先生とは大学時代からの学友で、旦那様と同じ貿易会社を営んでいる。しかし、その会社も不況の煽りを受けて経営が危なく、裏でマリファナなどの非合法薬物を密輸していると噂のあるお人だ。

「後藤様」

お嬢さんも後藤の事を良く思っていないらしい。後藤が旦那様からお金を借りる為に尋ねてくるのを知っているからだ。

「しかし、まぁ君の父上も、このような気味の悪い人間をよくもまぁ書生として迎え入れたものだな。相変わらず、物好きなヤツだ」

彼は俺の事が嫌いだった。由緒正しい公家出身の為、よそ者で馬の骨も解らない俺が、華族である先生に養子として迎え入れられたのが気に入らなかったのだろう。昔から俺に会う度こうして罵声を浴びせて来るのだ。もう慣れてしまった俺は、ただ冷めた表情で彼を見る。

しかし今日の後藤は普段よりも饒舌であった。酒を飲んで酔っているのか。周りが神妙な面持ちで俺達を見ているのにも気付かない。最近、密輸もきっと上手く行っていないのだろう。奥様と離縁したという噂も耳にした。きっと俺で鬱憤を晴らしているに違いない。

「物好きといえば、アイツもだな。闇市で、競りに出された貴様を、大枚叩いて買ったのだからな。小汚い子供を買うなんて気が知れない。相当なお人よしか、もしくは男色の趣味があったのか」

その瞬間だった。俺の中で何かが音を立てて切れた。口を開くより先に身体が動く。

「ひっ」

後藤の情けない声と周囲のざわめき声が聞こえた。俺は、どうやら後藤の胸倉を掴み上げてしまったらしい。俺よりも背の低い後藤の足が大理石の床から浮いていた。

「なっ、何をするっ、無礼者っ!」

「俺の事をとやかく云うのは構わねぇ。だけどっ、あの人の事をっ、あの人を罵る事だけは許さねぇ」

ギリッと胸倉を掴む手に力を込める。このまま、その脂肪に覆われた首を絞めて殺してしまおうかという感情が芽生えた時だった。

「坂田さんっ、おやめなさい!」

それまで、唖然として固まって居たであろうお嬢さんが、ぴしゃりと言った。

「やめなさい、坂田さん。これは、主人命令です。早く、後藤様から手を離しなさい」

お嬢さんの目が鋭くなった。俺は、我に変えると言われるがままに後藤から手を離す。

「後藤様、申し訳ありません。お怪我はありませんか?」

「怪我も何もっ!危うく殺されるところだったんだぞ!こんな危険な男…警察に突き出してやるわっ!」

「いいえ、それは私が許しませんわ」

「お嬢さん、何を」

「坂田さんは黙ってて頂戴」

お嬢さんは、俺の前に出ると、あろう事か後藤の顔に水を吹っ掛けたのだ。

「いくら父の御友人といえど、内の大事な書生を侮辱するのは許しません。失礼ですが、後藤様。内から三百円を借りて、それが未だ返って来ません。恐慌の御時世ですわ。内だって、そんな大金を貸せる程の余裕がありません。坂田さんに文句をつける前に、三百円をお返し出来る程のお仕事をなさったらいかがですかか」

瞬間、後藤の赤ら顔が更に赤くなった。

「こ、小娘が。知ったような口を聞くなっ。社会を知らない女が生意気をっ」

「女だからとでも言いたいのですか。貴方の様な人が居るから日本女性の地位は確立しないのです。昔、女性は太陽と謳われていました。ですが、今は月なのです。他によって生き、他の光によって輝く月。しかし文明開化のこの時代、女性は太陽となるべきなのです」

そう言ったお嬢さんの横顔はまるで、凛と咲く百合のようだった。誰も口を開く事はなかった。お嬢さんの言葉を聞いて、共感する人間はどれ程いるのであろうか。恐らくは零に等しい。上流階級にいる者達からすれば女の地位の確立なんてどうでもいいのだろう。

「ふ、ふんっ。思想被れも大概にするんだなっ。誰かこの無礼者達をつまみ出せっ」

後藤が言った時だった。誰かが手を叩いたのだ。お嬢さんの言葉に感動した拍手なのか、この場を納めようとした拍手なのか。

「実に素晴らしい」

やって来たのは伊藤様と、其の後ろには近藤と土方が居た。

「いやはや、かの平塚らいてふのような熱弁であった。なぁ、そう思わんかね、近藤君」

「はぁ、私には難しい事はわかりませんが。何せ、今や酒井米子や中山歌子といった女優が活躍する時代ですからね。如何せん、女性が社会に出てくれないとカフェーが運営出来なくなるし活動写真も観れなくなる。余暇の楽しみがなくなりますなぁ」

近藤の言葉に周囲から小さな笑いが零れた。少しだけだが場の張り詰めた空気が和んだ気がした。近藤が喋る間、土方が、こちらにやって来る。

「この場は、俺達が何とかする。お前らは、帰った方がいい」

「土方」

「いいから早く行け」

普段は腹の立つ野郎だが、この時ばかりは土方の言葉に従うしかなかった。正直、彼らがいなければ更にややこしい事になっていたに違いない。俺は一度、頭を下げて礼を示す。

「お嬢さん、帰りましょう」

青白い顔をして固まっていたお嬢さんの手を引いて、会場を後にした。

「申し訳ありません」

帰りの車の中、俺はお嬢さんと顔を合わす事が出来ずにいた。

「坂田さん、顔を上げて」

「いや、出来ません。俺の所為だ。俺が後藤に手を出したばかりに……」

「誰の所為でも、ありません……悪いのは、この時代です。文明が開化しても、身分の差が激しく、女性の地位なんてないこの時代が悪いのです」

お嬢さんが許しても、きっと世の中が許さないであろう。公の場には出ないだろうが、この事は噂になる。きっと、この侯嚼家は肩身が狭い思いをするはずだ。
旦那様とお嬢さんに、迷惑が掛かってしまうのは解りきった事だ。土方に胸を張って言った言葉が嘘になってしまった。

俺が、あの家を出ない限り、きっと陰口を叩かれ続ける。

「ねぇ、坂田さん。まさか、内の書生を辞めるなんて云わないわよね?」

こういう時だけ勘の鋭いお人だ、と思った。普段は鈍感の癖に。

「お嬢さん、俺は」

「いや、嫌です。辞めないで下さい。お父様はきっと許して下さいます。貴方がいないと、つまらないわ。誰が庭の掃除をするのです。誰が私をからかうのです」

お嬢さん、とようやく顔を上げれば彼女は泣いていた。顔をぐしゃぐしゃにして大粒の涙を零して俺の胸に縋ったのだ。

「貴方が居たから、この時代に生きて行く事が楽しいと思えたんです。貴方が、私の世界を変えてくれたんです。私、坂田さんの事がっ」

考えるより先に、身体が動いた。言葉を遮る様に、俺は唇を塞いだ。触れるだけの口づけは一瞬でお嬢さんの涙を止める。

「泣かないで、下さい……そんな顔されたら、離したくなくなる……」

唇を離して、お嬢さんの涙に濡れた頬を撫でる。本当に後には引き返せない。旦那様に更に仇で返す嵌めになってしまう。それでも、彼女の涙を見たら今までひた隠しにしてきた感情が、溢れ出して抑える事が出来なかった。

「お嬢さん、俺と一緒に駆け落ちしましょう」

お嬢さんの黒い瞳が、驚きに見開かれた時の表情が後先、頭に焼き付いて離れなかった。



赤バイ:大正7年警視庁が赤バイ導入。白バイに変わったのは昭和11年頃。
銀ブラ:銀座をぶらりの事。
酒井米子と中山歌子:日活で初めて映画に出た女優。
カフェー:今のカフェとは違います。お酒を飲んで、美人の女性給仕が働いていました。日本初のカフェーは銀座プランタン。

デモクラシーなどの運動は資料を参考にしていますが、間違っている可能性もあるので悪しからず。




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