想造詩

想いを造る脳語り(フィクション)には温度がない

冷た過ぎて現実か現実逃避かと勘違いする

頭の中を探っても真実は見えない

創り演じた外見は心が剥ける気がする



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空想詩

143
天国に逝きました
いくら切り裂いても
血はカラカラで
痛みを感じませんでした
でも天国は腐りました
僕は自らを傷付けたまま
前へと目指そうという気力を
完全に周りの空気で喪いました
地獄は希望に満ち溢れています
何故か生き返る事を目標に
戦おうとする人々で溢れています
こんな気持ちには二度と成るまいと
周りは必死になっていました
天国では地獄を馬鹿に思いました
必死になる事に面倒臭くなり
地獄みたいには目指そうとしません
天国は夢見て良いものでしょうか
そう思う僕に出会えて居たかったと
願う日が来る事はあるのでしょうか




142
笑いなさいずっとずっと
飽きれるほどブザマに
泣いてなさいずっとずっと
忘れてしまうほど大声で
書いて描いてもっと吐いて
嘔吐が出なくなるまで埋め尽くして
ぶちまけなさい今の溜まった感情を
痛いと叫びなさい血に染まっても
強がってしまう貴方よりは素敵で
愛くるしいと思えるだろうから
貴方には生きる権利がある
這い跪(ツクバ)りなさい苦しむほどに




141
己と戦う勇気と
己から負けない気力と
己を戒める根気と
己の不必要な甘気と
己は変わらない良さより
己を変える事がまだ足りない




140
寒い夜寒い心空っぽになる頭
ぼんやりした幻影に無意識で
何もしない何も求めない
死を考えるのも怠いと諦めた
職にも就かず明かりを付けず
無言の日々をただただ続け
危機感も起こせない症状で
時々無意味に不気味に笑つた
この状況は人としての終わりだ




139
おかしいとか言われても理解に困ります
価値観が違うなら趣味も違うでしょう
なら考えも異なっておかしくないのです
誰が人の正しいを決めたんでしょう
それを分からずしておかしいとか何ですか
やりたい興味を阻止する意味ないでしょう
好きを貫いても貴方には関係ないです
意見されたってそれは押し付けでしょう
誰にも止める権利は全くもってないのです




138
僕は血が騒ぐほど本気で凶器だ
危険な気持ちを絵に込めたがる
愚痴を文字でぶっ刺したがる
人間ではない何かになりたがる
可愛さの勘違いで生きたがる
自分を憎んで決して愛さず
自分が嫌いと直ぐ甘やかし
結局は周りにわかって欲したがる




137
馬鹿馬鹿しいと笑うが良い
変な奴だと罵(ノノシ)れば良い
これが己の感性で感情だ
やりたいように生きるんだ
批判するなら見なけりゃ良い
指図されて生きたくはない
このままを認めてくれれば良い
己を生きるのはお前じゃない




136
僕の心は殺気立って治まらず
血の気に揺らいで後悔していた
酒を呑んで処理をしている今に
痛みに溺れそうな僕が救われた
壊れている感覚は常に持っていて
これが僕の印象だと思っている
僕が生きるのは他人では全くない
僕を決めるのも他人では全くない
そう苛々した気持ちが正直あった
否定する他人に勘違いだと決め付けて
聞き流しては苦痛だと認めていた
流されて生きるのが凄く好きではなく
僕の好みでしか揺れ動かされなかった
他人はこんな僕をいじって囃(ハヤシ)し立て
独りで愚痴を吐き散らし呆れていた
何奴も此奴も性格や価値観が一緒か
そう思うと心に棘が刺さっていった
このまま僕は突然死んでいたら良い




135
時には予想を反した気持ちになる
理想の毎日が送れる理由もない
ポジティブが良い理由でもない
ネガティブが悪い理由でもない
他人の感情に左右された日々に
疲れ果てた毎日を愚痴つて居られる
そんな時こそ感謝できないなら
人間としてどうかしてると思えたら
それだけでも変わっていけると信じよう
そうでなくても自分が嫌いなんだから




134
笑い狂っていたり涙が止まらなかったり
毎日を当てて過ごすなんて難しい
自分が嫌いだと明日が嫌になる程罵つたり
向き合う事なんて簡単なようで難しい
脳が死んでしまいそうで心が狂つたり
自分で傷付く事を選んだ方が本当に楽だ
見失わないようにと必死に我慢したり
無理が続かないし痛みを知つた方が楽だ
不自由な地上に自由に反抗していたり
馬鹿馬鹿しいくらい残酷で勝手に感じる




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