寄生(小王と水仙)




生命の膨張を止めないその寵児は、毎日決まった時間に胎内を蹴るのだという。
見目麗しき母体は、きっと外に出たくて仕方ないのねと笑ったが、僕から見たらこの羊水塗れの赤子は寧ろ、全ての不幸から守ってくれる母体、即ち彼女から生まれ落つる事を拒んでいる様だった。

「触ってみる?」
「是非」

だから僕の手が彼女の柔らかい肌に触れた瞬間に、まるでそれを払いのけようとして大きく胎動したわけではない。
こぷりと音を立てる体液から計り知れない愛を与えられている癖に、彼はその恩恵を土塊ほども僕にご相伴してくれる気はさらさらないらしい。
元気なお子さんですね、蜜にまみれた毒に酔いしれた母体は、再び愛おしげにつるりと己の貯蔵庫を撫でてみせた。



寄生=ある生物が他の生物にとりつき、または入り込んでその養分を取り込んで生活する事。
(ハロー、早く殺しておくれ)



怒涛の小王祭を一人開催\(^O^)/
腹黒からヤンデレに変わりつつあるうちのレギュは一体何処を目指してるのか。
ヤンデレギュのゴールが見えない。

これで死産とか萌える。
ドラコはいっそ二人目でいいじゃない!





[ → ]
[ 目次 ]
×
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -