\次男とアラサー3/
2017/01/19 23:19

※そろそろ兄弟が出しゃばり始めます



「あったまったか?カラ松。」
カ「ああ!心も体もポカポカだ!」
「そりゃ良かった。」
カ「…なぁ兄貴。今更なんだが、本当に好きなだけいてもいいのか?」
「もちろん。カラ松の気が済むまで、好きなだけここにいろ。俺は大歓迎さ。」
カ「………うん、ありがとう。」
「ご両親には、なんて言われた?」
カ「迷惑をかけないようにとだけ…」
「お前のご両親は心配性だな、こんなにいい子のカラ松が、迷惑をかける訳ないのに。」
カ「そ、そうか?いい子かな、オレ。」
「ああそうさ。こんなに優しくていい子は、中々いないさ。」
カ「…へへ、ありがとう。兄貴。」
「さて、そろそろ寝るか。カラ松、部屋案内するからおいで。」
カ「ああ!」





緊急兄弟会議

ト「ちょっとどーすんの!?これ絶対カラ松兄さん怒ってるんだって!だから帰って来ないんだよ!」
お「別にまだそうと決まった訳じゃねぇだろ?どーせまた気を引きたいが為に、帰って来てねーだけじゃねぇの?」
チ「…けど今回はちょっとやり過ぎたんじゃない?怪我負わせといて、お見舞いとか行ってないし…。」
一「何でクソ松のお見舞いなんか行かなきゃなんないの?行ってる時間がもったいないでしょ。」
チ「お前いくらあいつのこと気に食わないからって…そんな言い方、」
お「あーもーうるせぇうるせぇ!知り合いんとこ泊まってんなら心配する必要もねぇじゃん。お前が言う謝ることも、カラ松が帰って来ないと出来ねぇし、現状俺らにはどうしようもないだろ?」
ト「そうかも、しれないけど…ねぇ十四松兄さんも何か言ってよ!」
十「……………カラ松兄さん、ぼく達のこと嫌いになったのかな?」

チ「…えっ、」
一「十四松…?」
十「だってさ、家よりも、ぼく達よりも、全然違う人のところに行っちゃったんだもん。その人といる方が、楽しいのかな。」
お「…そ、れは。だから、あいつが俺達の気を引く為に、やってるだけだっつの。嫌いになったとか…そんな訳ないだろ。」
十「…そう、かな。そうだね、そうだよね。兄さんがぼく達のこと、嫌いになる訳ないよね。」
一「……………、」



ちょっと不安になる兄弟達。
気になるけどどうせ心配なんてしてないと諦めるカラ松。

続きます。
もうこれ短編で書こうかな…。



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