黒子くんとクラスメイト
※会話文
「黒子くん、びっくりするからいきなり背後に立たないでくれるかな。」
「いきなりじゃありません。10分ほど前から後ろにいました。」
「こ、怖い! じゃあ声かけてよ、黒子くん影薄いんだから分からないよ! 」
「ずいぶんストレートに言いますね……。ちょっと傷つきました。」
「嘘つけ、顔にやけてんぞ。」
「これはあなたとお喋りできてるからですよ。」
「うう、何か急にそんなこと言われると恥ずかしいなぁ。」
「好きです、」
「ん? 」
「好きなんです。」
「ああ、今読んでる本でしょ? 前オススメしてくれたから読んでるんだけど、確かに面白いね。」
「……。」
「あれ、何で急に黙ってんの? って黒子くん?! グーで殴るのは止めよう! その拳を下ろして! 」
「あまりの馬鹿さで気が動揺しました、すみません。」
「ねぇ本当に謝る気ある?! 」
← →