08

おまけ☆(説教中です。香耶が目覚める前)


「総司。てめぇは何やってんだ。真剣なんかで試合しやがって。香耶に怪我でもさせたらどーすんだ」

「土方さん、あんまり過保護が過ぎると香耶さんに嫌われちゃいますよ」

「話をそらすんじゃねぇよ。あいつはいくら強かろうと女なんだ。万が一ってことがあるだろ」

「何ですかそのいやらしい発言。つまり裾がめくれたり衿が切られたりして中が見えないか気になったんですね」

「ちげえよ!!!てめぇは黙って話も聞けねぇのか!!」

「そんな大きな声出さなくても聞こえてますよ。だいたいそこまで言うなら見物してないですぐ止めれば良かったじゃないですか」

「ぐっ…(香耶に見惚れてたとかこいつに言えるか!!)」

「それにしてもあのゼロさんて人、気に食わないな」

「なんだやきもちでも妬いてんのか? (奴の口から香耶と夫婦だって聞いたときは確かに面白くはなかったがな…あの勝ち誇った笑みが特に)」

「……僕はべつにそんなんじゃ…ただあの人が現れなければ香耶さんを着替えさせる役目はぼくのものだったのになーと思っただけで」

「おい!! てめぇこそさっきから発言がおかしいぞ!! ………ひょっとして動揺してやがんのか」

「…」

「…」

「…」

「……まさか…」

「話しを戻しますけど、もし香耶さんが怪我でもしたら僕が責任もってゼロさんから引き取りますよ。ほらこれで万事解決。文句ないでしょ」

「おおありだぁぁぁぁ!!!」


説教はつづく。

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