合宿について聞きました。 「合宿には誰が来るの?」 「んー…」 いきなりな合宿が決まったけど、今は部活の時間。 私はドリンクを用意しながら精ちゃんに聞いてみた。 「…ひ み つ ☆」 「・・・」 にあってるなあ…。さすが精ちゃん。 って、違う! 「なんで秘密なの!?」 「そんなのそっちの方が面白いからに決まってるじゃないか」 「…もういいよ、早く練習行きなよ」 「はいはい」 精ちゃんはクスクス笑いながら練習に戻って行った。 面白いが理由とか…。 そう言えば期間はどれくらいなんだろう? …知り合いとかいればいいなあ…。 ――休憩! コートの方から弦ちゃんの声が聞こえた。 作り終わったドリンクとタオルを持って走ってコートに向かった。 「はい、どりんくー」 「ああ、すまんな」 「いえいえー」 近くに居た弦ちゃんから順番に渡していく。 ちなみに他の部員のドリンクとかはすでに準備終わって置いておいた。 さすが私(笑) 「それじゃあ、神流がうるさいから合宿の事について話すよ」 そう言うとレギュラーの人たちが精ちゃんの周りに集まった。 「合宿の期間は一カ月。氷帝の跡部所有の敷地を使う」 「ちょお待て。一カ月って何じゃ!?」 「そうだぜ、一か月も授業とかどうすんだよぃ!」 当たり前の反応でしょう。どうするつもりだ授業。てか良く許可したな、学校側。 「それについては補習プリントが出るから問題ない」 柳先輩が補足する。 …てかマジか。めんどくさ! 「それで、どこの学校が来るかなんだけどね」 精ちゃんが言うと後に続いて弦ちゃんが言った。 「場所提供の氷帝は勿論、青学、四天宝寺、聖ルドルフ、不動峰、比嘉、六角、山吹、うちを入れた9校だ」 「わお!どこもそれなりに都大会で実績を上げた所じゃん」 青学ってことはリョーマに会える! 「なんだ神流、知っているのか」 「うん!氷帝、青学、四天、山吹には知り合いが居るよ」 他の学校はいないけど、楽しそうだな♪ 「ほう、顔が広いな」 「それほどでもー」 柳先輩の言葉は褒め言葉として受け取っておこうと思った。 「これからの全国大会に向けての合宿だからね。皆、しっかり行くよ」 「「「おう!」」」 皆の声がそろう。 こう言うところ、格好いいな! さすが王者立海だね。 「神流はマネが少ないかもしれないけど頑張ってね?」 「任せといてよ!」 多分姉さんもいるだろうしなんとかなると思う! 楽しみだな、合宿♪ 「それじゃ、合宿についてはここまで。練習に戻るよ!」 精ちゃんたちはコートに戻って行った。 (氷帝に青学、四天宝寺、山吹かあ…皆元気かな?あー…それにしても、姉さん可哀そう。苦手な人多そうだなあ。……それより、友達増えるといいな!) ←→ BACK/HOME |