仕事は順調
本気でヒチョル先輩に恋してるからか、私の演技は高く評価された。

挿入歌も好評で、サウンド・トラックCDの売上も上々な結果だった。



…ただ、ひとつ残念なのは、ドラマの出演者で唯一ヒチョル先輩から食事に誘われなかった事。
4ヶ月以上の撮影中、一度もだ。

事務所の内外問わず、後輩を可愛がるヒチョル先輩が、共演者で事務所の後輩の私を誘わないから、いつの間にか現場では【不仲】だと認知されていった。

私だって、ただ誘われるのを待ってた訳じゃない。
早めに撮影が終わった日に、自分から誘った事もある。
で、結果は見事に撃沈…(泣)



先輩より1日早くクランクアップする私は、先輩から花束を渡される時に思い切って連絡先を聞いた。


マキ「先輩、良かったら連絡先を教えて下さい!」

ヒチョル「は?嫌だ。」

マキ「…理由を聞いてもいいですか?」

ヒチョル「お前が俺を好きだから、だよ。」


がーん Σ( ̄ロ ̄lll)

私の好意を否定された瞬間だった…





それから7年
未だに、ヒチョル先輩の連絡先だけ知らない…

他のSJのメンバーや、事務所の先輩方には可愛がってもらっているが、
ヒチョル先輩と言葉を交わしたのは、7年前のクランクアップのが最後だ。


そんな私とヒチョル先輩の気まずい関係を知っているはずの事務所が、私のMVにヒチョル先輩を出演させる事にしちゃったの。

私、ヒチョル先輩からの冷たい態度に堪えられるかな…(>_<)

‐3‐


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