カンイン*side

走り去るヒョクチェの背中を呆然と見送っていると、


イェソン「どうする?」

カンイン「うぉっ!居たのか…って、いつから居たんだ!?」

イェソン「最初からずっと。」


…って事は、ヒョクチェの告白も聞いたのか。


カンイン「どうすればいいと思う?お前なら、どうする?」


生徒の、しかも男の生徒の告白にどう答えればいいんだ…?


イェソン「う〜ん…好きなら付き合う。嫌いなら、」

カンイン「は?付き合う?」

イェソン「うん、付き合う。俺は付き合ってる。」

カンイン「え"っ!?」

イェソン「あれ、言わなかったか?俺に恋人(仮)が居る事。」


聞いてないぞ、そんな話。
それに、なんだその【(仮)】っていうのは!


カンイン「…相手は誰なんだ?」

イェソン「教えな〜い♪」

カンイン「っ!」( ̄○ ̄;)





この後 いくら聞いても相手は教えてもらえずじまいだった。
かなり気になるが、今はジョンウンの事より、ヒョクチェの事を考えなくては。

男からの告白は、さすがに始めてだし、しかも教え子。

これが可愛い娘なら…
ん?ヒョクチェの見た目は可愛い部類だな〜

って、違う!
いくら可愛い見た目だろうと、ヒョクチェの気持ちには答えられない。

断るにしても、どう言ったらヒョクチェが傷付かないかが分からねぇな…



あぁ〜頭がパンクしそうだ!








悩み過ぎて、頭が混乱していた俺は、保健室に駆け込んだ。


――ガチャッ


カンイン「ヒチョルヒョン、相談したい事が」

イトゥク「わっ!…もぉ〜ノックしてから入って来いよ。」

カンイン「あぁ、すまん…」


…そんな事より、今ヒョン達は何をしてたんだか、説明してくれ…

俺には、ヒチョルヒョンとジョンスヒョンが抱き合ってKissしてるように見えたんだが…?
‐7‐


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カンイン×ウニョク



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