ウニョク*side

俺は、巨乳が好きだ。
今まで付き合ったのは皆 彼女だし、女子高との合コンが生き甲斐だと胸を張って言える程だ。

…そんな俺が今 胸をトキメかせている相手は、なんと巨漢の美男







事件は、…いや、発端は昨日の4時間目の体育で起きた。

体育委員の俺は、いつものように授業で使ったボール等を体育倉庫に仕舞い、体育館の鍵を掛け 教室に戻ろうと踵を返した。
その時 片付けを一緒にやってくれていたドンヘに肩が当たり、俺は数段ある階段から足を滑らせた。

『ヤバイ、怪我する。週末は試合なのに。』
そう思った次の瞬間、


カンイン「おっと!…大丈夫か、ヒョクチェ。痛い所はないか?」


俺の体を、ヨンウン先生が受け止めてくれた。


ドンヘ「ヒョク!!ごめん、俺ボーっとしてて……ヒョク?」

ウニョク「…あ、うん。大丈夫…」

カンイン「怪我はしてないみたいだな。鍵は俺が戻しておいてやるから、早く学食行かねぇと、席が無くなるぞ。」

ドンヘ「先生ありがとう!ヒョクチェ、早くゴハン食べ行こっ♪」


ウニョク「あぁ…」



…俺、どうしちまったんだろう。
ヨンウン先生に抱き締められた瞬間から、胸があり得ない位ドキドキしてるし、先生の体が離れていくのが無性に寂しかった。


この時は、階段から落ちそうになった恐怖のドキドキだと、そう思ってた。

…だけど、放課後の部活で顧問のヨンウン先生を見た時、この胸のドキドキが恋の物だと気付いてしまった。
‐3‐


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カンイン×ウニョク



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