空気読めないのはご愛嬌

▽アニメ未視聴につき口調よく分からないです


「うふふふーハルいっきまーす!」

一緒に部屋で過ごして1時間経った頃突然ハルは立ち上がってに体当たりをした。突然の出来事であったためモロにその体当たりを食らったベルはそのまま後ろに倒れて、ハルに押し倒されたような体勢になった。

「え、は?何、ハル酔っ払ってんの?」
「酔っ払ってなんかないですよー。ハルは素面ですーふふふふ」

状況がよく分かっていないベルに容赦なくハルはどんと体当たりをもう一度お見舞いする。それもわけもなく笑いながら。明らかにいつものハルとは違うことは分かるが、どうしてこうなったかはベルには分からない。けどよく見ればハルの頬がいつもより赤く染まっていることに気づく。ベルはその瞬間、何か思いついたようにハルに尋ねる。

「ハルさっき何か食べた?」
「んーハルはーウイスキーボンボン食べましたーふふふとっても美味でしたよ!」

酔っ払ったハルはふふふと楽しそうに笑い出す。そんなハルを見てベルはニィと何かたくらんでいるような笑みを浮かべる。

「…ふーん。ハル酒弱いんだ…」

ベルはそう言って、ハルの体をそっとベッドに寝かせた。そして静かに首筋に顔を埋めると、ちゅっと口付けた。いつものハルだったら抵抗するはずだろうが、今は酔っ払っているため何の抵抗もせずただハルは笑っていた。ベルは好都合とでも言うかのように楽しそうに笑った。


空気読めないのはご愛嬌
(ハ、ハルはどうして押し倒されているのですか!?)
(あーあ、もう少しだったのになぁ?)

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2012.04.03~ お疲れ様でした。


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