▽恋次視点/注意:R16



現世で流行っているらしい「彼シャツ」というのを井上にもやってもらおうと、俺の死覇装を着てもらった。が、あまりの破壊力の俺の理性は数秒と持たなかった。気づけば井上を押し倒して、死覇装を半分も脱がしていた。当たり前のように井上は驚いていて大きくてかわいい瞳をきょとんとさせていた。…ほんと可愛すぎて、やばい。

「恋次君…?」
「すまん井上。今から井上を抱く」

はっきりそう言ってみれば何故か井上はほんわかしたオーラを放ったまま小さく笑って頷く。抱く、という意味を分かっているのか?もしかしてハグ、とかそういう意味で理解してねえよな?いや…井上ならありえるし。かと言って「意味分かってるか?」なんてわざわざ確認するのもだせえ。…まあいいか。井上も子供じゃねえんだ。この状況からして『抱く』の意味なんて一つしかねえだろ。井上だって分かってるはずだ。
一人そう納得して俺は井上の豊満な胸をそっと撫でた。

「れ、れれれ恋次く、ん?」

驚きっぷりからして、理解していなかったらしい井上。でも今更止めるなんて無理な話だ。俺の下半身は疼きっ放しで、井上を求めている。そして下半身にどんどん熱が集中していることに気づいていた。
だから胸を揉むだけじゃ我慢できなくなって、早々井上の下肢に手を伸ばす。そして下着をゆっくりと脱がして、薄ピンクのきれいな割れ目にそっと指を這わす。井上は驚き俺の指から逃れようと腰を引いた。だが今の状況でその行動は逆効果だ。卑猥な割れ目の間の花芽が赤く充血しているのがよく見える。

「井上…逆に丸見えだぜ?」
「だ、だめっ!見ちゃだめだよ!」

必死でシャツで隠そうとしているが、いくら俺のシャツでも隠せる部分には限度がある。それを井上自身も分かっているはずなのに、井上は隠そうと必死にシャツを伸ばし続ける。あーもう…なんでこんなに可愛いんだ。潤んだ瞳に、赤く蒸気した頬、そして俺のシャツを着ている井上。今のこいつに敵う奴なんて絶対にいない。誰もが悩殺されるだろうな。
俺はその優越感に浸り、今日は井上の願い通りここまでにしてやろうと思った。まだ下半身の疼きはなくなってねえから、あとで一人で抜かねえとだが…。まあ明日こそは抱かせてもらうから、明日までの辛抱だ。だから、

「覚悟しとけよ、井上」
「え?」
「今日はやめてやる。だが明日は絶対抱くから、覚悟しとけってことだ」
「っ!」

驚いた顔の井上も中々かわいい。そう思いながら俺は、不完全燃焼の下半身で厠に向かった。


不完全燃焼ですが何か


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