浮気のボーダーラインは人それぞれ2【裏 】
※お察しの通り入れ替わり篇3Pです。変態です(主に銀さんが)エロof自己責任。
「よし、お前らそこ座れ。」
真っ赤な顔で息を切らす二人を、敷いた布団に座らせピシャリと襖を閉める。
チラリと視線を交わしてはモジモジと身体を捩らせる二人に苛つきつつ、俺は首に巻かれていたスカーフを自分の成りをした土方君の目元に巻き付けキツく縛った。
「な、何すんだ!」
「はいはい、いいから静かにしとけ。次お前。」
次は箪笥から取り出した手拭いを夕日の視線を塞ぐよう頭に巻き付けた。
「よし、このまま夕日が土方君の世話をする。で、俺が夕日の世話をする。完璧だろ。」
「どこがだよ!!!!」
「仕方ねぇだろ。俺の身体のまま土方君にマス掻かれるのは嫌だし、土方君に夕日の身体見せるわけにもいかねぇし。コレしかねぇってくらい完璧な作戦だろうが。それともお前、ソレ、ナニもせずに静められんのか?」
「ぐっ…」
動揺しつつも俺の言葉を否定することは出来なかったのか、土方君は口許を歪めた。
「それで、いいから…銀さ、ん。早く、して、」
俺の成りをした土方君を手で空を切りながら探し、尻を此方に向けてくるあたり自分の女ながらとんだ淫乱だと思う。
いや薬のせいか。
「土方、さん…?触ります、ね。」
「っ、」
目隠しをした二人が距離を詰め、夕日が土方君の甚平と下着をズリ下ろす。
そのまま夕日がパンパンに膨張した土方君の…いや俺のナニを控えめに握ると目隠しをした俺の身体がビクリと揺れた。
なんだこの絵面…すげぇエロい。
「ま、待て本当に、する気か…?お前はそれでいいのか、よ」
「んぁっ!」
「!?」
不意打ちで夕日の尻を服の上から撫でただけで、無遠慮に声が漏れた。
突然の喘ぎ声に戸惑う土方君は、目隠しから覗く頬から首まで真っ赤に染めている。
「オイ声出すな、神楽起きる。ソレ、くわえとけよ。」
荒く呼吸をする夕日は大人しく従い、右手でソレを軽く扱きながら先端をパクリとくわえた。
「ちょっと腰上げろ。脱がすぞ。」
「ッ…どいつもこいつも…狂って、やがる。」
猫のように背骨を反らせ、口で土方君の世話をしながらはしたなく腰を揺らす夕日の下着を下ろすと既に濡れぼそったそこから透明の糸が伝った。
「あーぁグショグショ。」
「んんっ、んっ!」
ぬらぬらと光を反射させる愛液を土方君の指に絡めながら柔らかい肉の溝を往復させる。
ぐぐもった声を漏らす夕日に構わず、ヒクつく蜜口に浅く指を埋めた。
「っあ、は、ぁ」
「っ、おい万事屋っ、耳栓寄越せ。」
「ねぇよそんなもん。何、人の女の声で興奮すんのやめてくんない?」
「この状況にした、のテメェだろっ、ぶっ殺す、ぞ、」
向き合った状態で会話をする間で、夕日が必死に口を動かしながら時折声を漏らす。
浅いところを弄んでいた指を一旦引き抜き自らの口に含み指の付け根まで唾液で濡らす。潤滑剤代わりの唾液にまみれた指を容赦なく一気に奥まで差し入れると夕日の口は遂に喘ぐことしかできなくなった。
「ぁ、あっ、んん!」
「チッ、おい口借りるぞ。」
痺れを切らしたのは土方君も同じだったらしく、膝立ちになり夕日の頭を掴むと射きり立ったソレを小さな口に押し込み腰を前後に振り始めた。
「んっ!ふ、っん"、」
「あんま乱暴に扱わないでくんない?ドSの俺でさえイラマチオはしたことねぇよ。」
「だからっ仕方ねぇだろ!」
「つーか、俺もそろそろ限界なんだよね。」
ズボンの下でとっくに元気になった土方君のモノを取り出し夕日の後ろの口に宛がう。
俺のよりちょっと細ぇかな。勝った。
「お前の浮気の概念どうなってんだ、マジで。」
「中身は俺だからいいの。な?」
「んんんっ!」
ズプッと厭らしい音を立て腰を前へと押し込めば夕日の中に俺のものではない肉塊が埋まった。
それを深く埋めたまま甚平の紐を解いて無防備に重力で垂れ下がる胸を揉み頂を指で転がす。
ゆるゆると夕日の口を犯す土方君を一旦制止し引き抜かせ、夕日の耳元に唇を寄せ腰をゆっくり揺らした。
「俺のと、土方君の、どっちが気持ち良い?」
「ふぁっ、や、だっその声でっ、喋ら、ないでっ…!あっぁ、」
そうか、コイツ土方君のこと好きだったんだっけ。
少しばかり過去のことを思い出し、嫉妬心と加虐心が入り交じる。
「土方君の声で、興奮してんの?なぁ。」
「はぁっん、あっ」
「聞いてんの?夕日、」
「ぁっやっ、だ、んぁっ!」
「お楽しみのところ悪ぃがこっちも限界だ。」
再び夕日の口が先程より激しく掻き回される。
それに負けじと細い腰をがっしりと掴み後ろから攻め立てた。
目隠しをした俺の口元が歪み歯でギリと音を立てると荒い息に小さく苦しげな声を交えた。
「離せっ、出、るっ」
「んんっ、」
「バッ!っ、くっぁ、っ」
口から離れようとしたのを阻止したのは夕日で、片手で腰を抱かれた土方君はそのまま夕日の口内で果てたらしい。
あまりに刺激の強い光景に自分も欲望のまま腰を打ち付けた。
コクリと喉を鳴らしやっと口の中を空にした夕日は、腕をへたらせ布団に頬を擦り寄せながら喘ぐ。
「良く頑張りました。まだ終わってねぇけど。」
「ふっ、ぁあ!」
ずるりとギリギリまで引き抜き一気に奥に突き立てる動きを繰り返し最奥を攻めながら腰を掴むがてら指先を身体の正面に回し秘芽を転がす。
声を耐えることなど当に忘れた夕日の身体に一層力が入り、近付く絶頂を俺と土方君に知らせた。
熱く収縮したそこに締め付けられ自分も限界を迎えた。尻の上に出したつもりが、割れ目の溝を伝って夕日の愛液と交わってしまった。
「は、ぁ、ハァ、」
「オイ」
俺と夕日の荒い息を打ち破るように寝室に響いたのは俺の声。
「あの薬どんだけ強ぇんだ…。見ろコレ。」
「いや薬のせいっつーか俺もともと連戦イケるタイプだから。」
「まじで猿だな。」
「勝手に興奮してんのテメェだろ。で?どうしたいの?」
帰ってくる答えは予想が付いていたが敢えて問いつつ、夕日についた土方君の精液を拭き取った。
「夕日、身体貸せ。」
甚平を脱ぎ捨てた俺の成りをした土方君は、ダラリと寝転んでいた夕日を手探ると脇に手を入れ持ち上げて胡座を掻いた足の上に座らせた。
「…無理そうか?」
ふわふわとした動きの夕日は意識が朦朧としていたのか、俺の声を発する唇を求めしゃぶりついた。
「んっ、ふ、ぁ」
いよいよノッてきたらしい土方君も、ちゃっかり答えるように舌を絡めている。
淡白そうな顔してる癖にそのキスは意外にもねっとりと濃厚で、目元を隠していても分かるほど夕日の表情はみるみるとろけていく。
「はっぁ、ぎ、んさ、っ」
首に腕を絡め銀色の髪を乱しながら俺の名を囁く夕日の姿を、一度頂点に達し完全に賢者モードと化した気だるい身体で他人事のように眺めた。
「残念ながら、銀さんじゃねぇよ。」
唇を触れさせたまま本来の俺の声が狭い寝室で響く。
ふと我に帰ったのは夕日も俺も同じだったらしいが、腰を掴まれ反り勃つ熱の塊を蜜口に宛がわれた夕日は快楽の予感からまた我を失ったように深い息に声を交えた。
「中身はお前の好きな銀さんじゃねぇけど、どうする?やめとくか?」
「ぁ、やっ入れ、て、」
「誰に言ってんだ?」
「っひじ、か、たさ、ん」
コイツ意外とSっ気あんだな絶対Mだと思ってた。なんて呑気に考えていられたのもここまでで、
「入れ、て。」
「んんっ、ぁ、ぁんっ」
相手の中身が土方だと自覚した筈なのに再び唇と舌で激しく水音を立てながら、自分の女の腰がゆっくりそこへ沈み挿入の作業を始める。
吐かれた二酸化炭素を全部飲み込まんばかりにキスを求める夕日の腰を掴んでいた手が、背中から胸に向かってスルと肌を撫でいよいよ耐えきれず止めに入った。
流石に妬ける。
「あぁ、わりぃ。つい。」
「このムッツリスケベが。」
ニタリと弧を描く自分の口元はこんなにも憎たらしいのかと初めて知った。
熱棒を深くまで飲み込み俺に見られていることすら忘れ情欲的に腰を揺らしながら、尚もキスをせがむ夕日をソイツから引き剥がすように後ろに倒す。
「土方君。お前は腰だけ振ってろ。コイツのこと気持ち良くさせんのは、俺の仕事だから。」
「ふっ、お前も、嫉妬とかすんだな。」
夕日の身体を自分の身体で支え後ろから抱き寄せる。夕日の身体とそれを犯す男との接合部分が諸に目に入り、複雑な感情に掻き乱されつつも、何処かで興奮していることは自覚している。
「銀さ、んっ、」
「ん?」
「銀さ、んの、コレの方が、気持ち良い、っ」
いや今お前の中で動いてんの土方君だからなんか複雑なんだけど。まぁいいか。
「満足してくれて何よりだけど…今、お前の性感帯知り尽くしてんの俺の方だから。」
土方君の声でそう言うと後ろから胸を撫で回し固く主張する頂の先端に指の腹を擦り付けくいくいと上下に動かす。
掠れた声で深すぎる快感から抜け出そうと逃げる夕日に追い討ちをかけるよう、右手を下へと滑らせ俺の肉棒が出入りする場所から蜜を掬い上げ赤く膨れた蕾に塗り付けた。
「やぁっい、やっ!ダっ、メ、あぁっ!」
「もう今日はとことん狂っとけよ。3Pなんて金輪際できねえかもよ?土方君がまた付き合ってくれるっつーなら話は別だけど。」
「バカ言え。そろそろしょっぴくぞ。」
「んなこと言いつつお前も楽しんでんじゃねぇか。」
「…まぁ、正直…かなり、イイ。」
次第に激しくなる腰の動きがそれを物語る。
コイツの中の具合がイイのは俺も知ってるけど、出来れば誰にも教えてやりたくなかった。
「ぁあっ、ぁ、んっ!あっ!」
「特別サービス。取ってやるよコレ。」
夕日の目元を覆っていた目隠しを首へズリ下げると、眩しそうに薄く瞼が開かれる。そこに映ったのは恐らく目隠しをした俺が腰を振る姿と、自分の身体を這いずり回る土方君の手先で。
その乱れきった視界に少し我を取り戻したのか、漏れる声を必死に抑え首を背け快感に耐え始めた。
「分かってる?お前に突っ込んでんのが俺の身体した土方君で、お前のココとココ弄ってんのが土方君の身体した銀さん。」
「んんやっぁ!やめっ、あっひぁ!」
「っ、締めんなっ、」
「もうちょい耐えとけよ土方君。で、ちょっと浅めに動いてみ。」
「ーーんんっ!」
「ココか。」
珍しく言うことを聞いた土方君が、夕日のツボを捉えたらしく俺の腕の中に収まる身体が震えながら啼くように喘ぐ。
「ふ、ぁっ!ぁあっ、!イっちゃ、ぅあっぁあっアッんん、あぁあっ!」
土方君は暫く浅い場所に余韻を与えてから、容赦なく奥へ突き刺し激しく律動した。
限界を超えているであろう夕日は身体を震わせ涙を溢していて、堪らず首を傾け優しくキスを落とした。土方君の唇で。
「んんっ、んっ、ぁっ」
ずるりと引き抜かれた俺の性器から欲望の塊が不規則にパタパタと夕日の腹を汚した。
力の抜けた夕日を赤子をあやすように抱いて背中を擦り、肩で息をする土方君に問いかける。
「どう?満足した?」
「…お陰様で、な。」
静まった寝室には気まずさと、腕の中で意識を失ったかの如く眠ってしまった夕日への罪悪感だけが残った。
「ひ、土方君…今日のことは、忘れよう。なっ。」
「そ、そうだな。なんか…わりぃ。」
目隠しをしたままの土方君と短い反省会をし、揺さぶっても寝惚けて起きようとしない夕日に無理矢理服を着せ、パトカーに乗せて自宅へ連れて帰った。
「ん、」
「おっ、起きた?」
「……土方さん…、?」
「じゃなくて銀さん。」
俺の言葉で夢から覚めた夕日は先刻の情事を全て思い出したらしい。
真っ赤な顔でどうしようだの土方さんと顔合わせられないだの盛大に悶えた。
「…まぁとりあえず下りろ。」
「どうしよ、死んだ方がいいかな私…待っ、え…生きてけない…」
ぶつくさ言う夕日を車から引き摺り下ろし、疲労でふらつくその身体を支えてやって階段を上がり部屋の戸を潜った。
「……あの、…銀さん……なんだよね?」
「そ。」
「う、あ、あのさ…あんなに、なってたの、は…薬のせいで…だから…」
しどろもどろに話す夕日は今土方君の面をした俺の目をろくに見ることも出来ずにいて、腹の中の黒い欲がまたふつふつと沸き起こる。
衝動のまま腕を引き顔を寄せれば、夕日はすっと息を止め目を見開いた。
「随分善がってたじゃねぇか。土方君に突っ込まれて。」
「だっ、だから!それはっん!」
あの男がこの身体に残した快感を全部吸い摂らんばかりに深く唇を奪い、この身体が誰のモノだか自覚した上でわざとらしく問いながら身体を撫でていく。
「あんな興奮してる姿初めて見たけど…そんなに良かった?3P。」
「や、やめ、て!んっ、」
「それとも、土方君としてるってのが良かった?」
「ちが、うっ」
「今も興奮してんだろ。土方君に触られてんだから。」
「っあ、!」
腕でがっしりと抱き締めたまま背後に手を回し服の上から尻の肉を強く揉み、ズボンの中心の縫い目を辿って先程2人の男を弄んだ足の付け根の溝をグリグリと押せば、夕日は再び霰もない声をあげた。
「興奮してねぇっつうなら声出すなよ。出来んだろ?」
「やめっ、や、だ銀さ、んっ」
「銀さん結構妬いたからさぁ、」
服の隙間に手を差し込みながら恐らくいつもより数段鋭い目を向け、僅かに怯える夕日を見下ろす。
「お仕置きさせろよ。今、この身体で。」
黒い欲に飲まれた俺はこの後数時間に渡り、この男前と呼ばれる身体を駆使してやった。お仕置きなのかご褒美なのか定かではない程夕日は快感に乱れ眠りについた。
ヅラのことバカにしてたけど俺も結構NTR興奮するタイプなのかもしれねぇ。
土方君にちゃんと屯所に戻れと忠告されたことを思い出し、瞼を伏せた夕日の額の汗を拭って部屋を出た。
その後俺達がどうなったのかは、漫画読め。アニメ見ろ。
*コメント&お返事*
しずこ様!!リクエストありがとうございました!!遅くなり本当に申し訳ありません(T_T)
銀さん、土方さん、沖田くんのうち二人と3Pという超変態的お題(めっちゃ褒めてる)を頂いたので、似て似つ連載中からずっと書きたいと思っていた入れ替わり篇3Pを書かせて頂きましたぁあああ!!!!(興奮が冷めてない)
長すぎて2話になっちゃったけど…はぁああああ楽しかった…(変態)
なんというか全員変態で(特に銀さん)申し訳ないレベルなんですが、3P要素に加え媚薬・目隠し・言葉攻め・寝取られ等、エロというエロを詰め込んだ集大成的な物が書けて、本当に…楽しかったです(鼻血面)
欲望に忠実で実に素敵なリクエストありがとうございましたぁああああああああああああ!!!(大感謝)
これからもシコシコ変態なネタを書いていきますので、懲りずに引かずに付き合って下さいませっ…!!!
P.S.盛大に追筆しました。結果銀さんが益々ゲスになりました。後悔はしていない←