茶番劇1 [ 46/163 ]

※ アンケート結果発表という名の茶番


2015年6月、第1回 frienpship!内小説アンケートの結果発表が行われた。

作品の代表各2名ずつが集まったそこでは、「はじめまして〜」「あ、どもども」だなんて挨拶が行われている。


そんな、特に緊張感などは1ミリたりとも漂わない中、間も無くアンケート結果発表は開始された。



第5位、10票【 何気ない日常に 】
第4位、31票【 イケメンな弟が超ブラコン】

この2作の登場人物たちは、わたくし作者の方を見ながらボソボソと陰口を叩いている。

「あいつ俺らの人生どうする気だよ」
「放置だぜ?放置。クソ作者だな」
「全然更新する気ねえよな」
「それでも投票してくれた読者様大好きです。」
「「「「ありがとうございます」」」」


(全然更新できていないにも関わらず、小説を読んでくださった上に投票までしてくださって、ほんとうにありがとうございます!)


第3位、71票……【 hirudr! 】


この作品の登場人物らもまた、作者であるわたくしの方を見ながらボソボソと陰口を叩いていた。


「俺らの出てるやつってメイン小説じゃねえの?なあ佑都、どうなの?作者晴が出てる奴と航先輩が出てる奴更新しすぎじゃね?なあ?」

「さあ。光が寒い台詞ばっか吐いてるからじゃねえの。それに作者って晴と航贔屓してるらしいから」

「えっ……俺らは…?」

「まあでもほら、71票もらえてるし喜ぶところだろ。」

「まあね。貰ったコメントで【 佑都×光が好きです!】【 幼馴染の2人がくっつくことを期待してます!】だってさ、これは期待を裏切れませんわね!」

「は?黙れ。」

「あ、あとねあとね、【 かみやくんまじ天使…なのにイケメン…ずるい 】ってコメントも来てるよ。この人とは俺是非語り合いたいと思う。」

「何言ってんのお前。」

「夏木くん天使ってコメントは残念ながらなかったよ。」

「当たり前だ。」

「票入れてくれた人ありがとね!俺頑張ってみせるからね!」

「なにを。」

「ほら、佑都もちゃんとお礼言えよ!」

「…ありがとうございました。」

(hirudr!更新不定期すぎてすみません…!)


第2位、110票………
【 sermon&education! 】


「うわあああぁぁぁあまじかあぁぁあ!!!!!猫首に負けたぁぁぁ!!!」


第2位を発表した瞬間、この作品の主役である友岡 航が発狂した。

「…おいおい、猫首って…。」

猫ちゃんに首輪の登場人物、桐谷 寛人は顔を引きつらせながら航を見る。

「ちょっと航くーん、生首みたいな訳し方しないでくれますー?ちょっと自分とこのタイトルが英語表記だからって」

猫ちゃんに首輪主人公である倉持 晴は、航に向かって文句を言っている。

「ハッざまあ。なんなら catなんちゃらって晴んとこのタイトルも英語表記にしてもらえばあ?」

「…catなんちゃらって…。お前もうバカがバレるから喋んな…。」

航の発言に、航の隣に座った同じくこの作品の登場人物である矢田るいは、呆れたようにため息を吐く。

「どうする?寛人、俺らのタイトルcatなんちゃらにしてもらう?」

「んー。俺は今のままで満足だけど?」

「んー、だよな。俺もー。」

「うわ、あいつらナチュラルにイチャついてやがるぜ!!!なに見つめ合ってんだよ!言っとくけど今俺とるいの出番だからな!!!てめえら引っ込んどけ!」

「航くんうるさ。矢田先輩、航くんって毎日こんなんですか?うるさくないですか?うるさいですね?」

「毎日こんなん。まじうるせえ」

「あ、やっぱり。俺で良ければ相談聞きますよ。」

「サンキュー。俺S&E辞めて猫首行くわ。」

「矢田くんも猫首って言うのかよ!てか来んな、こっち来たって晴はやんねえからな!」

「…冗談ですよ。桐谷先輩、そんな敵意向けなくても俺航で足りてます。」

「………おー、矢田先輩イケメン。航くん今の聞いた?航で足りてます。だって。いやーんお熱いねえ。」

「えっ…き、聞いてなかった…それはマジなのか!?もう一回…!!もう一回ぃぃい!!!!!」

「うるせえな!!!お前ちょっと大人しくしろ!!!」

「う、うぐっ…ぐるじ…おぇ」


※ 暫くお待ちくださいませ


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