予約済み
「なんでお前はいつもそうなんだ…？」
「そうってどうなのさ？柳こそいっつも頭固ーい！柳生といい勝負！」
「お前が非常識すぎるんだ」
「どこがどう非常識なのさ？あたしはいたって普通ですー！」
「自分の行動を普通だと思っている時点で普通じゃない」
「なにさなにさ！ちょっと幸村の背中にカマキリくっ付けてみただけじゃん！幸村も別にあんなに喚く事ないのにー」
「精市だけじゃないだろう。正直に言え」
「真田の鞄にエロ本入れました」
「あとは？」
「丸井のお菓子全部奪いました」
「…あとは？」
「仁王が寝てる間に口元の黒子をコンシーラーで消してみました」
「……あとは？」
「もうない！……今日は」
「……全くお前は……」
「ちぇー」
「ちぇーじゃない。そろそろあいつらが泣きわめいてくる頃だ。ちゃんと謝れよ」
「はーい…」
「柳いいいい！」
「そら来たぞ」
「俺の菓子が全部なくなったあああ！………ってお前背中に何くっつけて……ぷっ！」
「……なんだと？」
「うわわわなんでもないなんでもない！丸井こらあああ！言ーうーなー!!」
「まさかカマキリじゃなかろうな」
「ちがうもーんだ！べー!!」
「あっおいまだ話は……全く。おい丸井、俺の背中には何がついている？」
「紙。ほら」
「………は、」
「な？思わず笑っちまうだろぃ？」
「…あいつ…っ！」
(ばれちゃったかなぁ)
(当たり前だ)
(ぎゃっ)
(……次からは口で言え)
(………へへ！)
←｜→[
←]