13話
ううっと呻くコック達。
大事な仲間で家族達を傷付けられた事に俺の中の何かが切れた音を立てた。
「お前ら何簡単にまk「ちょっとここ頼むな?」アクリ!?」
パティの声に被せるように言うと俺はそこから飛び出す。そして剃を使い、クリーク海賊団の先頭にいた男の背後を陣取った。
「で、たかがコックにやられる気分はどう?」
一番最初の男を沈め、さらに剃を使い見えない速度でかけるとクリーク海賊団の船員達が次々と倒れる伏していく。
ドサドサドサッ!!
「ななな!何だ、このがき!」
「アクリ!!」
サンジ兄が心配そうに名前を読んだけれど大丈夫。だってミホークに比べたらこんな奴等は赤ん坊も一緒だから。
「おいこらっアクリ!俺たちの見せ場をとりやがって!」
「大丈夫か!このやろう!!」
文句を言いたいのか心配しているのかパティとカルネはそんなことを言う。
「大丈夫、これぐらいなら全然平気「死ねぇ!!!」っと」
パティ達に返した途中に、背後に陣取っていた船員が急に剣を振り下ろしてきた。俺はそれを苦もなく体を回避と共に回転させ、その遠心力のまま海賊の首に蹴りをお見舞いさせた。
「不意をついても無駄だ」
どさりと倒れる海賊に冷たく言い放った俺にコック達は良いぞ!アクリ!!とはしゃいだ。
13話