15話




※管理人が原作を持っていなかったので、この回は捏造になります。







『…それじゃぁ、いくか。』





何とか時間までには立ち直った俺は、今日はホウキとチリトリではくだけの掃除だからと倉庫からそれらを持ちだし甲板へとむかった。

そして






そこで俺は見てしまった…………………






男が二人土下座している光景を。








『……………………………』


ばたん。




なんだ、今のは…?
俺の見間違いか?じいちゃんに蹴られた後遺症が目にでも来たか?




閉めた入り口の扉に手をつきながら俺はつらつらと考えた。



いや、だけど幻覚にしてはハッキリと見えていたような……考えててもらちが明かないな




『……………………………よし…』



俺は閉めた扉をもう一度開けることにした。
そして開いた先には



やはりかわらず土下座している男が二人





ぱたん

『………………………………』



やっぱりいたよ………どうする俺



@『どうしたんだ?』
A『なんの儀式?』
B『踏んでいい?』
C『無視』


Cだな、うん。



迷うことなくそう結論をだした俺は一人頷いて扉を開けることにした。ガチャリと音がなる、そして開け放った扉の先にはやはりかわらず男が二人まだ土下座している。



『……………………』



俺はそんな二人に目もくれず、さっきした選択通りそのまま掃き掃除を始める事にした。




『………………………………』

ザッザッザッ



辺りにほうきを掃く音が響く。



『………………………………』ザッザッザッ

「………………………………」ザッザッザッ



『………………………』ザッザッz「おいごらァァっ!俺たちを無視して掃除おっぱじめるんじゃねぇっ!」

「そこは@だろっ!普通は@をえらぶだろっ!」



……うわぁ、なんか言ってきた、めんどくさいなぁ。





俺はガバリと起き上がりながら詰め寄ってくる男たちにめんどくさそうにじとりと目を向け、ため息をはいた。





………これ以上無視したらもっとうるさくなりそうだし、一応話ぐらい聞いてやるか…。





持っていたほうきを壁に立て掛け、俺は二人を振り返る。







『…………で、何の儀式してたんだ?』

「「儀式じゃねぇよ!!」」



ワオ、息ピッタリだな。


あまりの息のぴったりさに某最強暴れん坊風紀委員長の口癖がでたじゃないか。






「って、そんなことはいい!おい、小僧!ここのオーナーに会わせてくれ!」


「俺達ここで働きてぇんだ!」



『ああ、なんだ就職志願の人か………ん?』




めんどくさいから関わりたくなくてよく見てなかったけど、こいつらの顔、見覚えがあるような気が…………



俺はじっと、うるさくいい募る男たちの顔をよくみた。




『あ………』


そうか
そのいかつい顔に髭。
小さい男の丸眼鏡。






……………………パティとカルネだ。






"読んだ"時にはすでにコックとしてバラティエで働いていた坊主頭のコックと丸眼鏡のコックたち。パティの方はまだ髪があるからきずかなかったけど





……この二人、この時期にバラティエに来たのか。




「おいっ聞いてるのか!?」
「無視かっ無視なのか!?」


『あ、ごめん、何?』




しげしげと二人を眺め、考えるのに夢中で何をいっていたのか聞いてなかった。





「ぐぅっ……ゴホンッ!ま、まぁいいっ!おい、小僧!」





俺の返答に一瞬青筋を浮かべたパティだが、1度咳払いをした後、瞬時に切り替え緊張した面持ちで俺に聞いた。





「こ、ここはあの『赭足のゼフ』がやってるっていうレストランだよな!?」



『そうだけど……』



「小僧っ!頼む!『赭足のゼフ』に会わせてくれっ!俺たちここで働きてぇんだっ!」

「この通りだ!!!」






二人して俺にいい募るとパティとカルネはガバリとまた土下座した。









15話

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