パパのは短編集だった≫

落丁した落ちこぼれの宝物
登場人物は2人だけ
たぶん小さな恋の話だった
思い出の中で生きる人
その涙を見たのは1度きり
いつか届かなくなる背中
1度くらいパパと呼ばせて
玄関先で見送るのが日課だったね
遠い日の貴方の横顔
あの本はもう手に入らないの


text by かき氷

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