今度も僕は黙っていた。≫

きみのこえ、きかせてよ
死人に口無しとはいうが、お前は違うはずだ
口を開けば後悔する未来が待ち受けている。だから私は
俺の考えている事に、どうせ興味は無いんだろう?
悲鳴ならば、いくらでも
阿鼻叫喚の中、あの子の唇だけは縫い合わされたままだった
スウィート・ヴォイス・コンプレックス
うるさい、うるさい。君は少々、喋り過ぎる
沈黙も、なかなか良いものだよ
あなたの記憶から言葉だけを奪ったらその口は一体、何を奏でるのかしら


text by 琴子

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