妄 想 の 産 物 めいこい 春草と芽衣。 君のことを想うと、なんだか泣きたいような、そんな気持ちになる。唐突に、春草さんはそう言った。「どうしてですか?」「わからない。今が、幸せだからかな。だから、この先の未来のことを考えると切ないのかもしれない」「未来?」私の言葉に彼は曖昧に、寂しそうに笑うだけだった。 「春草さんの馬鹿」呟いた言葉は、誰の耳に届くこともなく消えていった。今なら、わかる。あの日の彼の言葉の意味が。「どうして、私を置いていっちゃうんですか、」彼は、自分の身体のことがわかっていたのだろうか。だから、泣きたくなったのだろうか。ねえ、死ぬなら私も一緒に連れて行ってよ、春草さん。 17.04.27 21:52 めいこい芽衣と音二郎。 音二郎さんが好きです。震える声でそう言った私の頭を彼の大きな手が撫でる。俯いていた顔を上げると眉を下げて困ったように笑う音二郎さんが私を見つめていた。ああ、なんて酷くて狡い人なんだろう。私にキスのひとつすらくれないのなら、冷たく突き放してくれたらよかったのに。酷くて狡いくせに音二郎さんはあまりにも優しいから、私は未だにこの人への想いを断ち切れないでいる。あーあ、馬鹿だなあ私。 17.03.09 01:44 2月18日!藤田と芽衣。 彼女といるとたまらなく幸せで、幸せすぎて、少し怖くなる。いつか来る別れが恐ろしくて、このまま時が止まってしまえばいいとさえ思う。「わっ、五郎さん?どうしたんですか?」「…気にするな」小さな身体を抱き締めると、日だまりの匂いがした。俺の背中に細い両腕が回される。「好きです。私、あなたと生きることができて、とても幸せなんです。だから、大丈夫ですよ。私はずっとあなたの傍にいますから」穏やかな声。愛しい気持ちが募って、彼女を抱き締める腕に力が入る。ああ、俺はきっと、彼女のこういうところにいつも救われてきたのだろう。 (おまえを、好きになって良かった) 藤田さんお誕生日おめでとう! 17.02.18 04:28 2月17日!鴎外と芽衣。 私の名前を呼ぶ声も、穏やかな眼差しも、優しい指先も、鴎外さんの全部が、好き。もう随分と長い間一緒に過ごしているのに、鴎外さんといると私の心臓は喧しくて、胸が苦しくて、どうしようもなくこの人が愛しく思う。「鴎外さん、大好きです。あなたが、大好きです」そう言って抱きつくと、私の髪を撫でながら嬉しそうに鴎外さんは微笑んだ。「僕もだよ。おまえが大好きだ。愛してるよ」その言葉に私の鼓動は速さを増す。ああ、あなたを好きになって私は幸せだ。 遅れましたが鴎外さんお誕生日おめでとう! 17.02.18 03:58 めいこい芽衣と藤田。 知ら、なかった。 藤田さんの瞳がこんなにも綺麗だったことも、剣を握ってきた無骨な手がこんなにも優しく私に触れることも、全部、知らなかった。 どうしたのだ、言って私を覗きこむ藤田さんの二つの瞳と視線が絡み合って、ああ、もう、私はどうしたらいいのだろうか。心臓が五月蝿くて、顔が熱い。ああ!知りたくなかった、こんな感情! (貴方に恋をしている、なんて言ったら彼はどんな顔をするのだろうか) 16.08.18 23:34 めいこい芽衣と春草。 本当に悲しい時はきっと泣けない。とうに冷たくなった貴方を見ても、涙のひとつも出てこないのだ。薄情な女、だろうか。でもね、涙を拭ってくれる人がいないのだから泣けるわけないじゃない。ねえ、春草さん、貴方がいないと私は泣けないのです。 16.06.12 20:17 めいこい芽衣とチャーリー。 「私のことは放っておいてよ」 「嫌だよ。絶対にひとりになんてしてあげないよ。だから、芽衣ちゃん泣いていいんだよ」 「……チャーリーさんの馬鹿、変態、ストーカー」 「ははは、誉め言葉?」 16.03.08 20:40 めいこい芽衣と春草。 「私は!牛肉を!!食べるために!!!生まれてきたんです!!!!」 「真面目な顔で何を言ってるの君は」 「直訳すると、牛肉が食べたいです」 「却下」 15.10.25 08:35 めいこい鴎外と芽衣。 何故手放したのかと問われれば愛していたからだと僕は答えるのだろう。本当は、無理矢理にでも僕のもとへ繋ぎ止めておくことだってできたし、僕もそれを心の奥底では望んでいた。だけど、僕は彼女を愛していた。自らのエゴよりも、彼女の幸せの方が大切だった。だから、後悔などきっとしていない。ああ、だけど、ひとつだけ。最期におまえに会いたいよ芽衣。 15.06.16 18:14 めいこい鴎外と芽衣。 あまりにもおまえの存在がいとおしく、かけがえのないものとなってしまったから、不意に恐ろしくなった。その温もりとか、表情だとかをいつか見れなくなる日が来ることを考えると、堪らなく恐ろしかった。ああ、僕は彼女を愛してしまったのだ。なあ、愛しい小リス。どうか、僕をひとりにしないでおくれ。 15.04.01 00:07 めいこい鏡花と芽衣。 繋いだ手はこの夜のように冷たい。「汚くないんですか」と私が彼に尋ねれば「別にアンタだからいいよ」と手を強く握り返された。鏡花さん、貴方は何もわかっていない。私は貴方が思っている以上に綺麗ではなくて、鏡花さんの世界に存在するものが私だけになればいいと思うくらいには汚い心を持った女だというのに。 15.03.14 22:39 2月18日!藤田と芽衣。 「藤田さんって良いお嫁さんになりそうですよね」 「俺は男だが?…ああ、もう、米粒が付いてるぞ。それと食うか喋るかどちらかにしろ。全くおまえはもう…」 「…前言撤回します。藤田さんって、お母さんみたいですね!」 「俺はおまえの母親じゃない」 「ふふふ、私はこんなに料理も裁縫も得意な旦那様を持って幸せな妻ですね」 「………まだまだあるから沢山食え」 藤田さん誕生日おめでとう! 一家に一人ほしい藤田さん。 15.02.18 18:19 2月17日!鴎外と芽衣。 鴎外さんは優しくて何でもできて格好良くて、正直言って私には勿体無いくらいだと思っている。そのくらいに鴎外さんは魅力的な人なのだ。私はそんな彼を誰よりも愛しているという自負があるし、そのことだけは自信を持って言える。だから、たとえ鴎外さんがどんなに変わっていようと時代の最先端を行き過ぎる人であろうと、その気持ちは決して変わらない。そう、変わらないのだ。 「…鴎外さん、早朝から褌一枚でいるのは百歩譲って構いません。ですが、この真冬に褌一枚で外で乾布摩擦するのはやめてくれませんか」 「ははは、僕も若くはないからね、乾布摩擦は健康のためだ」 「年頃の娘がいるんですから自重してください。しかも褌一枚の姿がご近所の方に目撃されてしまいます」 「僕の裸なんて見慣れているだろう?」 「そっ…それとこれは別なんです!」 「芽衣、僕はね、おまえとこれから先も共に生きていきたいと思っているんだ。だから、そのためにも健康な身体を作ることは大事だと思わないかい?」 「………風邪だけは引かないでください、」 「ふふ、ありがとう。良かったらおまえも一緒に乾布摩擦やるかい?」 「丁重にお断りします」 (結局私は惚れた弱味でほだされてしまうのだから、この人はずるい、) 鴎外さん誕生日おめでとう! 完璧超人で変人な鴎外さんがたまりません。 15.02.17 18:30 2月14日!鴎外と芽衣。 「鴎外さん、これどうぞ」 「ん?チョコか。おまえの手作りかい?」 「はい。…お口に合うかわかりませんが…」 「おまえの作るものなら僕は何でも嬉しいよ。ありがとう、芽衣。……そんな愛しいおまえに僕からも贈り物だ」 「わあ…!綺麗な花束ですね…!いいんですか? 」 「西洋ではバレンタインには男が婦人へと贈り物をするそうだからね。おまえの喜んだ顔が見れて良かった」 15.02.14 20:18 2月8日!音二郎と鏡花。 「よう、鏡花ちゃん。どうしたんだ?」 「げ、川上かよ…」 「げ、ってなんだ。あ、もしかして俺の誕生日を祝いに来たのか?可愛いところあるじゃねえか」 「誰がおまえみたいなケダモノの誕生日を祝うもんか」 「だから俺はケダモノじゃねえよ!大体、俺のどこがケダモノなんだよ。どっからどう見ても紳士じゃねえか」 「全世界の紳士に謝れ」 「相変わらず生意気だなあ。そんなこと言うやつには、川上音二郎秘技、じょりじょり地獄だああっ!」 「うわあああっ、離せ!ぎゃあああああっ!!おまえの誕生日なんか絶対に祝ってやらないからなああっ!」 遅れたけど音二郎誕生日おめでとう! 兄弟みたいな神楽坂コンビがたまらない。 そしてオチは相変わらずじょりじょり地獄。 15.02.11 09:07 めいこい春草と芽衣。 「春草さんって怖いものとかあるんですか?」 「…なに、弱味でも握るつもりなの?」 「違いますよ!ただの好奇心です」 「………いいよ、怖いもの教えてあげる。絵が描けなくなることと、君がいなくなること」 「…………」 「…冗談だよ。今のは忘れて」 その声が微かに震えているように聞こえて、もうすぐ私が貴方の傍からいなくなるだなんて、そんなこと言えるはずがなかった。ねえ、ごめんなさい。貴方の傍にずっといると約束できる勇気があったのなら、私は貴方にそんなことを言わせなかったのに。 15.02.01 13:12 めいこい音二郎と芽衣。 「おまえって好きな男とかいねえの?」 「うーん、いないですね」 「じゃあ、好きなタイプは?」 「お金持ちですかね!(牛肉たらふく食べれるから)」 「もうやだ女ってこわい」 恋よりも愛よりも肉。 15.01.28 20:07 めいこい鴎外と芽衣。 伸ばした手は彼女をこの世界に留めておくにはあまりにも心細かった。 「僕には、おまえが必要なんだ、」 なあ、愛しい僕の子リス。おまえを僕のもとに留めておけるなら僕はどんな手段さえ厭わない。 彼女に縋りつく姿がどんなに情けないものだろうが、それでも僕は彼女がいない世界を生きることなんて不可能だった。 「愛しているんだ、芽衣」 (僕から離れることは許さない) 15.01.07 21:51 元日鴎外と春草。 「あけましておめでとうございます」 「あけましておめでとう、春草。今年も良い一年になるといいなあ」 「ええ、そうですね。今年もよろしくお願いします。…ところで鴎外さん、ひとつ良いですか?」 「なんだい?」 「新年早々、褌一丁ってやめてくれませんか?」 「行水の時間だから仕方ないだろう。あ、春草も一緒にやろうじゃないか!気持ちいいぞ!」 「だが断る」 15.01.01 11:13 12月31日!鴎外と芽衣。 「さあ、今年ももう終わりだから好きなだけ食べなさい」 「わああっ、いただきます!」 「はっはっは、相変わらずおまえの食べっぷりは見ていて気持ちがいいなあ。来年も再来年もその次もずっとおまえの食べる姿を見れるなんて幸せだな」 「……ずっと、一緒にいてくれるんですか?」 「うん?勿論だよ。おまえにそのつもりがなくても、僕が離さない」 「…あ、あの、ふつつか者ですがよろしくお願いします…!」 「ふふふ、こちらこそ」 14.12.31 09:46 12月25日!チャーリーと芽衣。 「さあ、芽衣ちゃん!この聖なる夜に僕を罵っておくれ!冷たい目で見つめておくれ!いや、いっそのこと踏んでおくれ!」 「聖なる夜になんてこと言い出すのこの変態」 「ああっ、その目だよ!もっと冷たく!」 「チャーリーさんなんて、もういっそのことこの聖なる夜に空の彼方へ飛んでいってしまえ」 Merry Christmas! 14.12.25 21:10 めいこい芽衣と春草。 「どうせ君は俺のことより牛肉に夢中なんだろ」 「そ、そんなことないですよ!そもそも牛肉と春草さんを比べないでください」 「あ、あそこに空飛ぶ牛肉が」 「えっ!!」 「……………」 「だ、騙しましたね…!」 「普通騙されないでしょ。君の食い意地は相変わらずすごいね」 「ありがとうございます」 「誉めてないから」 空飛ぶ牛肉がシュール過ぎる。 14.12.15 21:49 めいこい芽衣と音二郎。 悲しくて仕方がなくて、どうしようもなく苦しくて、呼吸の仕方さえ忘れてしまった時、私はどうやって生きていけばいいの? 「私は、どうやら世界から必要とされていないようです。この世界から卒業しても許されますよね?」 「ばか。世界が許しても俺が許さねえよ。だって、俺にはおまえが必要なんだから。だから、俺のために生きろ」 「……そんな恥ずかしい台詞よく言えますね。顔、赤いですよ?」 「おまえだって」 14.12.03 21:07 11月29日!鴎外と芽衣と春草。 「今日は良い肉の日です!」 「……はあ、また君は……」 「はははっ、そうかそうか!ならば、子リスちゃん好きなだけお肉を食べなさい。今日は良い肉の日だからな!」 「やったあ!鴎外さん、ありがとうございます!」 「鴎外さん、親馬鹿はいい加減にしてください。君はその食い意地をなんとかしなよ」 「春草、おまえの分の肉もあるからそんなにカリカリするんじゃない」 「このお肉、美味しいです!」 「だめだ、こいつら」 良い肉の日。 14.11.29 22:32 11月11日!鴎外と春草。 「ふむ、1をぽっきーに見立てて11月11日はぽっきーの日なのか…」 「…へえ、しょうもない理由ですね」 「ところで春草、ぽっきーげーむとやらは知っているかい?」 「やりませんよ」 「はははっ、いくら僕でもそんなことはしないよ。できれば、可愛らしい婦人がいいな。たとえば、小リスちゃんーー」 「やらせませんよ」 14.11.11 21:46 めいこいチャーリーと芽衣。 「どうして人間は嫌なことから逃げ出したくなるの?」 「人はとても弱い生き物だからね」 「だったら、私、人間やめたいよ。もっと、強くなりたい」 「ははっ、君が望むならお好きなように、って言いたいところだけど」 「だけど?」 「僕は、そういう弱い芽衣ちゃんもたまらなく愛しいんだ。だから、もう少しだけ人でいてよ」 「……チャーリーさんって、自分勝手だよ。ばか」 「僕は利己的な物怪だからね」 14.11.04 19:42 めいこい鴎外と芽衣。 僕はどうすればあの愛らしい小リスを自分のもとへ留めておけるのか、そんなことを毎日毎日考えていたのだけど、この腕の中の温もりがあまりにも愛しいから、なんかもう、全部どうでもいいな。 「…鴎外さん?考え事ですか?」 「…いいや。…好きだよ、芽衣。僕を選んでくれてありがとう」 14.10.24 17:56 めいこい鴎外と芽衣。 「芽衣、いいかい?よく聞いてほしい」 「……なんですか」 「僕はね、ただおまえに『鴎外さん大好きです(はぁと)』って言ってもらいたいだけなんだ!」 「ブッ飛ばしていいですか」 どうしてこうなった。 14.10.19 12:25 めいこい鴎外と芽衣。 「結局のところ、鴎外さんは何を手に入れたいんですか?」 「ん?子リスちゃん、おまえだよ」 「嘘つき。センスの欠片も無い冗談ですね」 「ははは、手厳しいなあ。子リスちゃんは」 (鴎外さんが本当に望むのならば、私は貴方のものになったっていい。だけど、貴方が欲しいものは私なんかじゃないでしょう?) 「…鴎外さんって、悲しい人ですね」 「子リスちゃんは、酷い娘だなあ。僕は、おまえが好きなのに」 (ほら、貴方はそうやって私を騙そうとする) 14.10.06 22:04 めいこい芽衣と春草。 貴方の目が、何も見えなくなると良いと思う。その瞳に、私以外の何も映してほしくない。 「……君ってさ、見かけによらずかなり嫉妬深いよね」 「そうですよ。私は春草さんが大好きですから」 時折、貴方の目を潰したい衝動に刈られるけれど、でも私を見つめるこの二つの目玉があまりにも綺麗だから、私は今日も私以外の彼の視界に映るものに嫉妬する。 14.10.03 19:49 めいこい芽衣と鏡花。 彼はとてもとても綺麗好きだ。 綺麗なものを愛するし、その逆、綺麗ではないものを骨の髄まで嫌悪する。 じゃあ、彼が私を好きになってくれないのは私が綺麗じゃないから? 「ねえ、答えてください。鏡花さん」 14.09.24 15:03 めいこい鴎外と芽衣。 「鴎外さんって、酷い人ですよね」 「ははっ、でもおまえはそんな僕が好きなのだろう?」 ああ、もう本当に酷い人。私の気持ちも知っているくせにそんなことを言うだなんて、酷い。 だけど、私はこの人を愛してしまったのだ。 14.09.17 18:45 めいこい芽衣と鏡花。 「ねえ、疲れたよ。こんなに汚い世界でどうやって生きていけというの」 「それを探すために私達は生きているんですよ」 「………はあ、面倒くさいなあ。もう、呼吸をするのも億劫だ」 「でも、私達は生きているんです。悲しいことに」 14.09.09 20:43 めいこい春草と芽衣。 ああ、この人の指はどうしてこんなにも優しく私に触れるのだろうかと私は思う。 春草さん、私は貴方が望むのならいつだってこの目玉も耳も手足も、身体の全部を貴方に捧げたって良いと思っているのに。 (だけど、貴方はそれを望まない) 14.09.03 21:29 めいこい鴎外と芽衣。 「小リスちゃん、おまえは本当に愛らしいなあ」 「…鴎外さん、さりげなくどこ触っているんですか」 「はっはっは、おまえは面白い娘だなあ」 「せ、セクハラです!フミさん、フミさーんっ!」 この後、鴎外さんはフミさんにこってり絞られました。 14.08.12 07:39 めいこい音二郎と芽衣。 「私を、音二郎さんの恋人にしてください」 「断る」 懲りないものだな、と思う。 俺が芽衣を恋人にする日など一生来るはずはないし、芽衣自身、そんなことはわかっているはずなのに。 「音二郎さん、好きです。大好きです」 そんな芽衣が堪らなくいとおしい。 (ごめんな、俺はおまえを幸せにできない) 14.07.26 23:16 めいこい鴎外と芽衣。 「愛し方を教えてくれ」 「愛され方を教えてください」 互いの言葉に私達は笑った。 足して二で割れば調度良いですね。 まあ、世界はそんなに上手いことできてないですけど。 14.07.25 22:07 めいこい鴎外と芽衣。 たぶん私はこの人がいなくなったら生きていけないんだな、と思う。 そしてそれは彼も同じなんだと、私は知っている。 互いに依存して愛し合うこの関係が私は幸せだなんて知ったら、貴方は笑うでしょうか。 (いいえ、たぶん微笑う。) 14.07.21 21:00 めいこいチャーリーと芽衣。 僕は君に幸せになってほしいんだ。 君に笑っていてほしいんだ。 君がもう二度と泣かないように悲しくならないように。 だからね、ちゃんと幸せになるんだよ、芽衣ちゃん。 「…チャーリーさんのいない世界に私の幸せは無いのにどうしていなくなったの。私に幸せになってほしいなら、ずっと傍にいてよ」 14.05.09 18:35 めいこい春草と芽衣。 「春草さんは私のこと好きですか?」 「わかっていて訊いてるだろ」 「…たまには言葉にしてほしいんですー」 「……言葉だけじゃ足りないから、行動で表すよ」 「え、ちょ、……春草さん、キスとかずるいです」 「愛してるよ、芽衣」 14.05.02 20:04 めいこい芽衣。 私はまた独りになってしまった。 あの時代に、愛しい人を残して、私は逃げたのだ。 「…独りの時って、どうしてたんだっけ、」 ああ、どうしても思い出せないの。 あの人と出逢う前、私はどうやって生きてきたんだっけ。 14.04.08 21:37 4月1日!鴎外と芽衣。 「今日は嘘を吐いても良い日なんですよ」 「ほう。…ならば今日はおまえを口説けないな」 「え?」 「全部嘘に捉えられてしまうのだろう?だから、今日口説けなかった分、明日おまえを口説こう」 「……鴎外さんって、それ計算ですか?」 「さあ、どうだろう」 14.04.01 10:13 めいこい音二郎と芽衣。 「音二郎さんって博多出身ですよね?」 「おう。それがどうかしたか?」 「方言って萌えますよね!少しだけでいいですから、博多弁で話してくれませんか?」 「も、え………嫌だ。なんかお前の目こえーよ!」 「お願いです!」 「断る!」 方言好きです。 14.03.29 22:25 めいこい鴎外と芽衣。 「…おまえは、僕の傍にずっといなさい」 少し震えた鴎外さんの声は切なくて悲しくて、それは懇願にも近い響きを持っていた。 ああ、私は私を必要としてくれる愛しい人をただ独り残して行かなければいけないのですね。 14.03.09 21:02 2月18日!藤田と八雲。 「藤田サン、お誕生日おめでとうございまーす!」 「……それをどこで知った。三秒以内で答えないと斬る」 「おやおや、そんな怖い顔をしないでください。折角のハンサムが台無しですよ?」 「……そうか、貴様はそんなに斬られたいのか」 「藤田サン、刀をしまってください。ジョークですよ、ジョーク。藤田サンの誕生日は娘サンから聞きました」 「………そうか」 「おやおや、藤田サン先程の勢いは何処へ?」 「……斬る」 3日も遅れたけど藤田さん誕生日おめでとう! 姫カットがあんなにも似合う藤田さん素敵過ぎる。そして八雲さんの口調がよくわからない。 14.02.21 20:16 2月17日!鴎外と春草。 「鴎外さん誕生日おめでとうございます」 「ははっ、ありがとう。まさかおまえに祝ってもらえるとは思わなかったよ」 「鴎外さんにはいつもお世話になってますから。これでも感謝してるんです」 「ほう、そうかそうか。春草にそんなことを言ってもらえるなんて嬉しいよ。 お礼として饅頭茶漬けを送るよ。ほら、遠慮しないでくれ」 「いえ、結構です。それお礼になってませんから」 一日遅れだけど、鴎外さん誕生日おめでとう! エリートで完璧なのに、変人で変態な紳士ってもうなんなの。 14.02.18 22:26 2月8日!音二郎と鏡花。 「川上!今日誕生日なんだって?」 「おう、鏡花ちゃん。よく知ってるな」 「ふん、芽衣から聞いただけだよ!」 「……おい、鏡花ちゃん。おまえいつからあいつのことを名前で呼ぶ仲になったんだ?」 「はあああ!?なんだよ、それ。というか僕に近付くなよ!この万年発情期野郎!」 「なんだと?そんなこと言う奴にはジョリジョリ地獄だからな」 「うわあぁあぁっ!!くそ、絶対におまえなんかに誕生日おめでとうなんて言ってやらないからな!」 音二郎さん誕生日おめでとう! 性格も外見も男前過ぎます。 14.02.08 23:28 めいこい鴎外と芽衣。 「…鴎外さん、私がもし明日消えていたらどうしますか?」 「なら僕はこの世から消えようじゃないか」 「それはやめてください。私が悲しいです」 「ふむ、そうかい?だったらおまえはずっと僕の傍にいなさい。消えるだなんて言うな」 「…鴎外さんには勝てないなあ…」 14.01.09 14:29 めいこい春草と芽衣。 「春草さん、春草さん」 「なに」 「にゃあ、って言ってみてください」 「……にゃあ、」 「…!!」 「…君が何をしたいのか俺には全然理解できないよ」 「春草さん、もう一回お願いします!」 「嫌だ」 13.12.27 23:23 めいこい鴎外と芽衣。 「鴎外さん、私のこと、好きですか?」 「ああ、大好きだよ。僕はおまえが愛おしい」 嘘つき。貴方が好きなのは私なんかじゃないくせに。 それでも彼の嘘が酷く心地良くて、私は幸せなのだ。 13.12.16 22:34 |