Last*Lost
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凄惨たる事件を起こした俺は、暫く頭も体も重労働になる古書並べにいそしむという約束の下ロゼッタさんから赦しをもらった。




本はまぁまぁ好きだが、ロゼッタさんの趣味から集め売っている古書ということもありマニアックなものばかりが並んでいて手を出す気は全く起きなかった。

というか、思ったより本の整頓やら何やら大変で疲れた。



お客さんはあんまりくることないのに、いつくるかわからない人のために綺麗にしていなきゃいけないことがどれだけ大変だか分かった。

まぁ、それ言ったら絶対『お客さんはあんまりくることない』に反応され古書の整頓やらのレベルじゃあない鬼畜所業が待ち受けているんだろうな。




カランカラン

珍しくドアのあく音。お客さんのようだ。こういう本屋にくる人は大抵が変な人だから不思議だ。



今日のお客さんはというと…



「ルシファーの名で予約していた者ですが、今受け取り可能ですか?」


にこりと嘘っぽい微笑みを貼り付けそこにいたのは、多少幼いにしてもこれは見間違えるはずもない。





幻影旅団団長、クロロ=ルシルフル。





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