低体温な君と、


『さむい…』


つい最近暖かくなったと思ったら
また急に寒くなった


「そーでもねぇけどな」


隣にいる彼はへらっと笑う



半裸のあなたの体温はなんですか

わたしは今にも死にそうなのよ



『おりゃ』


そういって彼のほっぺに手をあてれば
一瞬うわっと顔を歪めて私の手から遠のく


「名前の手ェつめた!」


そういってさっき私があてたほっぺに手をあてる



仕方ないじゃん、低体温なんだもん




むっとした表情をみせれば、彼はまた笑う




そして私の手を掴んで


「こうすりゃいい」



そういって指を絡めて手を握る








低体温の私



(エースあったか〜)
(名前の体温が低すぎるだけだけどな!)
(あんたは異常だよ)
(いつでも名前あっためれるようにだな!)
(…はずかしい)


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