魔界編(1/3)

◆ストーリー
◆魔界とは
◆魔人とは
◆魔女とは
◆キメラとは
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◆ストーリー?
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 いろんな奴等がいろんなことをしたり、暮らしたり、目論んだりしている魔界。
 そんな魔界の各地に散らばる「オズの遺産」や魔法を巡って、戦ったり逃げたり造ったり遊んだり旅したり。
 忙しいようで、実は暇。そんな日々です。


◆魔界とは
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 魔人・魔女・魔獣などが暮らす、人間界と対をなす世界。


 四方に伸びる十字の大陸で、外側は深淵に囲まれている。海はなく、東に山、西に谷、南に砂漠、北に森が広がり、中心部には霧深い湖と休火山がある。
 特定の支配者はおらず、各々好き勝手に過ごしているが、魔王がいざこざや緊急事態を一応は治めている。
 通貨は「emr(エマー)」。だが、店を利用しない魔人口が多い魔界では、使用範囲が限られる。


◆魔人とは
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 基本的には人間と同じ。だが、病や毒に冒されず、身体も丈夫で怪我をしにくいため寿命以外で死ぬことはまれ。
 以上のことから痛覚と味覚が人間に比べてやや鈍い。人間にとってはとても食べられないものを食べ、とても暮らせないような場所でも生活できたりする。
 魔獣や人間と交雑できるため、外見は様々である。(例:角や尻尾がはえていたり、エラや鱗があったり、目がたくさんあったりひとつだったり)
 何らかの要因で不死となった魔人は吸血鬼と呼ばれるが、非常に個体数が少ない。


◆魔女とは
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 魔法を用いることができるものの中でも、特にオズ家(後述)の魔法体系を修めるもののこと。
 東西南北の流派(家系)があり、開祖であるオズの魔法を代々受け継いでいる。四方の流派をまとめて「四家(よんけ)」と呼ぶことが多い。一族の当主はそれぞれ「○(方角名)の魔女」と呼ばれる。(例:東なら「東の魔女」)

≫東の月流「一寸闇(サキヤミ)家」
≫西の星流「ダヴォラ家」
≫南の陽流「ソルディノッテ家」
≫北の雲流「灯下暗(トウカグラ)家」

 オズ家とは、かつて四家が分かれる前に存在した魔法使の一族で、一説には「万能の魔法」を完成していたとされる。
 しかし、魔界の歴史から忽然と姿を消し、今では四家に受け継がれた一部の魔法体系と、「オズの遺産」と呼ばれる魔道具や兵器が各地に残されるばかりである。


◆合成玩具兵器(キメラ)とは
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 複数の生物の肉体や魂を合成し、玩具の器に入れた兵器。外見は愛らしいものが多い。主に殺戮や暗殺などに用いられる。
 合成する原料によって大まかな性能が決まり、職人の腕次第で耐久性・デザイン・能力が変わる。魔界一の工房と言われているのが「矢舞ヶ淵キメラ工房」である。
 もともとはオズの遺産「空飛ぶサル」が原型で、製法も魔女四家のダヴォラ家が独占していたが、現在は様々な職人が多岐に渡るキメラを造るようになっている。


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