それ俺のスタンドです | ナノ
剣の達人ポルナレフ 1


(前回までのあらすじ うるさい人が来た)

「まァァァずはッ!その中から一人!私と戦う者を選んでもらおうかッ!!」
『(ちょっとうるさく無くなった)どうします?』
「わたしが行こうか?少々手荒になるが捕縛ならお手のものだ」
「右に同じく。僕のハイエロファントは引きちぎると……」
『花京院はやめとこうか、マジでやりそう』
「冗談だよ」

「よぉーしそれじゃあこのポルナレフ様がお相手してやろう!いつまでもぐだぐだしてちゃあ敵も待ちくたびれちまうからなーっ」
「おい、ポルナレフ」
「んだよ、今さっき到着したからお疲れ様なんて言うなよォ?カワイイ女の子も見てくれてることだし張り切らないとな!」
(秋本に手を振りながら敵へと歩いていく)
「…………お前では不安だと言いたかったのだが……」
『(中々のお調子者なんだろうか彼は)』



「ほおおぉぉ〜う、貴様が我がスタンドの餌食となる可哀想な奴だなァ、ン?」
「いーや違うね……てめえをオレの剣の錆にしてやるのさ!銀の戦車“チャリオッツ”!!」
《パミィッ!》
「喰らえ五月雨突き!!」ビュン!ビュオン!ザシュッ!
「ごぱぁっ」
(みるみるうちに敵の体に穴が開く!)
『は、速い!私の攻撃の数倍も!』
「へへーッ!どんなもんだ………ッ!?ヴッ!」
(ポルナレフの体のあちこちから大量の血が吹き出す!)

「何だと!」
『あんた今、ポルナレフさんに何したんだ!』
「クク………フアーッハッハッハ!!簡ッ!単な事だ秋本越美ッ!とても……とても理解可能な事なのだアァァァァーーー!」
(バン!と自らの胸板を叩き、ニタリと笑う敵・メイビー)
「私のスタンドッ!“ロック・ン・ロール・スター”はァァァ……自分が受けたダメージをそのままッ!相手に送り返すスタンドなのだアァァァァ!見ろ!この私の傷ひとつ無い素晴らしい肉体を!」ババッ!
(着ている革ジャンを脱げばその体に傷はない。あれだけの猛攻を受けていたというのに!)

「そんな、あれでは攻撃が通らないじゃあないか!ポルナレフ、君ではやつは倒せない!圧倒的不利だッ!」
「“やられたらやり返す”ッ!!それがこの私!「硬貨と護符の騎士」に分類される私のポリシーであり行動理念ンンンンン!」
「大丈夫だ花京院!これはオレが受けた戦いだ、おれ自身の手でこいつを倒す!」
「イイじゃあないかその精神ッ!私は貴様のような男に敬意を表するぞおおおッ!」
「そいつは光栄だ……ときにジョースターさん」
(レイピアを構え臨戦態勢になるチャリオッツ)

「なんじゃ?ポルナレフ」
「弁償っていくらぐらいになんのかねえー?今はフトコロが寂しくてね」
「そんなことか。ワシがうまく言っとくから、好きなだけ暴れるといい」
「よっしゃ!」
『(何の話をしているんだ……?)』


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