それ俺のスタンドです | ナノ
その後の話


─私は秋本 越美。今年ここに入ってきたンよ
─それじゃあボクと同じ一年生だったのか。空条承太郎、宜しく
─宜しくネ。アンタ、都民なの。イントネーションが綺麗
─うん。そういうキミは何処から?
─はは、いうのも恥ずかしいぐらいの山奥からヨぉ。それじゃあね

─ま、待って!
─何か?
─ぼ、ボクを不良にしてくれませんか!
─……言っとくケド私は不良じゃあない、お門違いってヤツさね
─さっき財布からお金スってなかった?
─サアナンノコトカ
─棒読みだ…

─あの、ボクこんな風に背だけは大きいんだけどいつもナメられてばかりで。今日キミを見て、か…カッコいいなって。それで、
─……ネ、その筋肉どうやってつけたの
─え?ふ、普通に部活動で
─素晴らしい!イイヨ、やったげる!正統派筋肉の持ち主に悪い御仁はいない!私が立派なムキムキ番長に育ててあげましょう!
─鼻息が荒い…
─まずは服装ね、形から入るってのも重要なのよ!とりあえず長ランとボンタン必須よネ!ベルトも派手なのにしてみよう!今日空いてる?デパート行こう!
─お、おまかせします……




『……フフッ』
「どうした越美」
『いや、(あの後育成ゲーム感覚で振り回して)ごめんね』
「いや……中々新鮮な体験だった。お前がいたからこその今の俺だ」
『そう言ってくれるとわりと助かる』
「そうか」
『そうだ』



「何僕の預かり知らぬところで通じあってんのエメラるぞ」
『「すまんかった」』


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