彼の名前はジョセフ・ジョースター
『ここが………SPW財団日本支部……』
「何回か来たことあるが、建物の大きさもあってかすごい威圧感だな」
「行くぞ」
「さて、ようこそスピードワゴン財団東京支部へ。一階はロビー、エレベーターで各階の研究室に直接行けるようになっている。まあ表向きの、と頭に付くがな」
『訓練はどこで行われるんですか?』
「地下だ。少し特殊なルートを通るので、私に着いてきてくれ。はぐれるんじゃあないぞ」
〈地下二階〉
「さあ着いたぞ」
「ん?あれは………あの人!ジョースターさんじゃあないですか!」
「じじい……?会社はどうしたんだ」
「Umm……Oh?承太郎、そしてわしの友人たちよ!久しぶりじゃな!」
「あの長旅に比べればほんの短い間ですよ。来てくださるなら電話の一本でもよこして貰えると助かるのですが……」
「おお、悪い悪い。ホラアメリカのお土産じゃぞ!」
「貰って良いんですか?ありが……(な、なんだこの……カラフルなカップケーキは!)
」
「………じじい、これは食いもんなのか?」
「食い物に決まっとるじゃろうが!お、キミが噂の新しいスタンド使いじゃな?お近づきの印にこのカップケーキをキミにもあげよう、ホレ!」
(ぽん、と無造作にカップケーキが投げられる)
『おお、っと っと《ジャギン》……あらら?』
(中途半端に現れたネイビィ・ソードの効果ですり抜け落ちる)
「フーム、制御はまだまだ未熟のようだな……
さて 改めてwelcomeじゃ、秋本 越美。ワシがキミのインストラクターとなるジョセフ・ジョースター。そこの厳つい学ランの男の祖父にあたる」
『そうでしたか、よろしくお「ジョースターさん仕事はどうなさったんですか!!?」「既にエジプトへの旅で十分でしょう、友人として忠告しますがねえ……!!」「てめえじじい、ふざけるんじゃあねえぜ!!」ん?』
「いきなりスタンドとはどういう事じゃ!何もしとらんじゃろう!!」
「十分すぎるほどの問題発言でしたよ……」
「もうワシの会社は上がおらんでも十分回るようになっとるわい!有事の際には向こうを優先するんでの、秋本君は安心してワシに着いてくると良いぞ」
『ありがとうございます、ジョースターさん』
「そんなに堅苦しくせんでも良いんじゃがのう、ところで一つ質問をば」
(ジョセフは にやにやしている!)
『?はい』
(ジョセフは こゆびをたてて 秋本に ひそひそばなしを しかけた!)
「承太郎とはどこまで「オラアァッ!!」ヘブウッ」
(くうじょう じょうたろうの おらおら こうげき!)
(ジョセフに 100のダメージ! ジョセフは ふっとんだ!)
「今てめーは何も聞かなかった……それで良いな」
『アンタのおじいさんが吹っ飛んでる時点で良くないんだがね』
〈仕切り直し〉
「それではまず、本体の方の身体測定及び体力テストを行う。まあ学校でやっているのと同じじゃよ」
『あまり変わった内容じゃあないようで安心しました』
「ぶふっ」
『?』
「承太郎、おさえて」
「花京院、おめーああいう駄洒落ってよーっ」
「多分何の気も無しに言っているだろうからおさえて」
「ジャージには既に着替えとるようじゃな。それでは!位置について、用意!」
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