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可愛いだと…っ。
お前の方がよっぽど可愛いんじゃっ!!!
「…犯すぞ、この野郎。」
「…犯せないくせに。」
…むぅ。男同士のヤリ方はよく分からん。
目の前の男は更に笑顔を深めた。
「…俺もヤるのはまだ怖いからさ。でも…お前が望むなら何でもしてあげたいって思う。」
そして、チュッと鼻にキスをされた。
鼻の頭が少し湿る。
「…何して欲しい?」
俺の目は、高橋の唇に釘付けだった。
少し唾液で濡れていた。
その口で俺のをくわえて欲しい…なんて、ね。
なんてね。なんてね。
「黙ったまんまだと、チューし続けるぞ。」
そう言って、オールバックの不良は俺の顔の至る所にキスをし始めた。
俺の気も知らんでコイツは…。
「ねぇ、俺の舐めてっつったら…怒る?」
「…えっ。」
俺の突然の言葉に、キスの雨は止んだ。
「だから…俺のを舐めろっつったら舐めてくれんのかって聞ーてんだよ。」
高橋の顔が可哀相なくらい赤く染まる。
「な、何を…?」
「何ってナニを?」
ギュムッと真っ赤な顔の奴に頬を掴まれる。目つきも相変わらず悪い。
「な、何だよっ。俺は至って真面目だ!お前のせいで俺の息子が大暴れなんだよ!」
一気にまくし立てたせいか、自然と鼻息が荒くなる。
高橋は真っ赤な顔で百面相をする。
因みに季節は夏間近だが例年程暑くはない。
「そんなに…舐めて、ほしいの?」
「そりゃ。」
最早、俺に恥じらいは全く無い。
一刻も早く息子を鎮めてほしい。
俺よりも少し背の高い彼の頬に手を当てる。
頬は見た目通りに熱かった。
「…頼むよ。」
もう限界なんです。
「高橋…。」
今この瞬間、俺は物凄く格好悪いと思う。
でも、んな事はもう知らん。
煽ったお前が悪いんだ。
奴自慢のオールバックが揺れた。
「………下手でも。文句言うなよ。」
そう言うと、高橋は俺の下に屈んだ。
ゴツゴツと骨ばった手で、制服のズボン越しに息子を何度もゆっくりと、愛おしそうに撫でられる。
それもいいんだけどさ…凄くいいんだけどさっ…今は時間が無いんだっ!!!
痺れを切らした俺は自分から息子を取り出し、高橋の顔にあてがった。
高橋はというと、俺の大胆な行動に細い目をめい一杯広げていた。
「ちょっ、待て…っ!」
「待てん。」
高橋が口を開いたのを見逃さず、俺は高橋の頭を抑えて、己の息子を押し込んだ。
「ん”んっ」
恋人は苦しそうに俺のをくわえて呻いた。
あぁ〜…、何だか高橋の中は温かくて、唾液でヌメヌメとしていて気持ちいい。
…うぉっ、なんだコレ!
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