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奈良崎をその場に放置して自分の部屋に戻り、机の中からハサミを取り出す。
奈良崎の元に戻ると、奈良崎は必死に芋虫のように床を這っていた。
その背中を踏みつけると、芋虫はグェッと鳴いた。
「俺から逃れよーとでも思ったか?」
奈良崎を蹴り飛ばし、再び仰向けにさせる。
「お前は、どう足掻いても俺に喰われるんだよ。お前が芋虫なら、俺は鷹とでもいった所か?」
ジョキッ、ビリッ…
奈良崎のシャツをハサミで乱暴に引き裂いていく。
奈良崎はというと、目の前で起こってることが理解できないのか固まったままだ。
奈良崎の露わになった胸を両手で揉み上げる。
「奈良崎、おっぱいおっきいね…Dカップだな。」
「っや、やめろっ!!!この変態野郎っ死ねっ!!!やめろっっ!!!」
奈良崎は漸く自分の身に起こっている事態に気づいたのか、急に俺の下でジタバタと暴れ出した。
俺はあまりに鬱陶しい奈良崎の姿に頭の短い部分が切れてしまった。
拳を振り上げ、奈良崎の右頬を殴り、次に左頬を殴りつける。
室内に骨と骨がぶつかる音が響いた。
奈良崎は両頬に来た衝撃に目を見開いている。
「…あんまり俺を苛つかせるなよゴラァ”っ。ただでさえ、自分よりでけー野郎を相手してんだっ。てめぇは大人しく女みたいに腰振ってればいーんだよっあぁ”っ!?」
奈良崎は俺に罵声を浴びせられていても目を見開いたままだ。
その目にはうっすらと涙が浮かんでいた。
俺はその姿に構うことなく、再び奈良崎の胸を弄る。
あんなに俺の下で暴れていた奈良崎が、抵抗をピタりと止めた。
奈良崎のピンク色の乳首はおいしそうにその存在を主張していた。
その乳首をペロリと舐め、口に含んだ俺は、顔を上げて奈良崎の顔を覗き込む。
奈良崎の目に溜めていた涙は、引力に逆らえずにポロポロと零れていた。
両頬が痛々しく赤黒く腫れている。
俺と目が合うと、今度は唇がわなわなと震えだし嗚咽を漏らした。
…もう抵抗はしないだろ。
奈良崎の目にそっとキスをして涙を吸い取る。
奈良崎はビクッと肩を揺らしたが、大人しく俺にされるがままにしていた。
口以外の場所にキスの雨を降らしていく。
「…ぁっ」
爪で乳首を引っ掻くと奈良崎から快感の声が漏れた。
もう一度引っ掻いてみると、ピンク色の乳首はプルンッと揺れた。
「〜…んっ」
奈良崎は唇を強く噛みしめ、声を漏らすまいと必死の形相だった。
しかし、顔はこれでもかって程に真っ赤で、全くその頑張りはこちらの欲を煽るだけだった。
「奈良崎ぃ。男で乳首感じるなんて、お前本当は女なんじゃねーか?」
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