袖が苦しむ

成人式の日ですね。
文化祭は無事に終わりました。
まだあるお仕事のことは考えたくない。

実家の経営がやばいので、年末年始に一瞬帰ったけれど、とても暗い気持ちになりました。

そしてまた言いますけど、成人式ですね。
私は今年成人します。去年は好きな人に告白して返事待ちしてたっけなぁ。

中学校にはいい思い出など一つもなく(あったんだろうけど、嫌な思い出に全てをかき消されてる)、友達と言えば同じ部活のヤンキーとギャル共くらいしか思いつかないし、そもそもいじめられてたから、嫌なことをされたこと、嫌なことを言われたことしか思い出せない。

トドメに中学2年生から2年間、担任と顧問が同じで、使えない、頼りない、不甲斐ない、情けない、お人好しなだけの無能と言われ続けた地獄ような毎日しか記憶にない。

文集に書くような友達と協力することの大切さ、やり遂げることの素晴らしさなど微塵も感じられないまま、得たものは腕の傷と自己肯定感の低さだけだったなぁと思います。

未だに、なにかする度に結局あの日々を忘れられないまま、縋って、こんなに私は弱いんです、可哀想なんです、同情して優しくしてください、期待なんかしないでくださいと言い訳にしている。

何も出来ないまま、こうして法律上の大人になってまった。


結局、成人式にはでないことにして、家でずっと寝ていたわけだけど、Twitterで同級生が振袖の写真をあげるたび暗い気持ちになってしまった。
親は金のないことに気を遣い、私が成人式を欠席したと思っているらしく、盛大に祝ってやれなくてごめん、申し訳ないとメールを送ってきた。
親にそう思わせてしまったことが情けなくて、またひとりで泣いた。

年末年始も金のない不満を口にする母を見て、休日にひっそりとパチンコのテレビを見る父を見て、ひとり暮らしは大変だろうからと精一杯のもてなしをしてくれる両親を見て(しかし、アルバイトのお金を自由に使える私にとっては日常レベルのことである)、こんなに生活のレベルを落とさせたのは自分の進学である、と思った途端にとても辛くなってしまった。

私は煙草を吸って、お金になんかならない文化祭の委員会なんかに入って、何をしてるんだろう。

とても死にたい。



…more

|

「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -