I'd like to be the leading role. 俺ひとりしか居ない物語…… 戦って生きてきて 闘って生き延びて このまま終わっちまうのかと ある時ふと思ってから 周りの奴等が羨ましくなった 誰にでも笑うお前が 俺にも笑ってくれたから 俺だけじゃないと知っていても その笑顔がもっと見たいと 目で追っている俺が居る 自分を守り戦った 人類を護り闘った それが何時しかひとりを想い 無事を想う様になった それが何かもわからぬままに 不思議なもので想いとは 時間と共に形を変えていく 見ているだけで満足だった 俺を見て笑うと安らいだ 話してみたいと声を掛け 見つめて欲しいと見つめた 望んで欲してひとりでは どうにもならない事を知る そこから始まる新たな物語 俺も主役になれるのかと 期待と不安でページを捲る 俺も主役になりたいのだと 思う気持ちがページを綴る いつか読んだ結末を 思い浮かべ……呼び止めた [＊前]｜[次＃] [ poem4 ]｜[ main ]｜[ TOP ] |