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『優くん、キスだけで勃っちゃったの?』
いつもの清楚な感じとは違って口許に色っぽい笑みを浮かべて挑発的な言葉を投げ掛けるハヤテちゃん。
あ、どうしよう。声が女の子なのに見た目が疾風のまんまだ。これじゃただのホラーじゃんか。
ギャップあり過ぎて逆に萌えないから。
落ち着け俺。ビークール、ビークール。
って、クールになれるかぁぁぁああああ!!
自分のおっ勃てたちんぽを見て我に返れたけど何これ、ヤバくない?俺今かなりヤバくない!?
何でこうなった!?
我に返っても状況処理が間に合わなくて固まってるとチンポを握られて腰が跳ねた。
「ゆーう。こんな状況でも妄想って余裕だね。」
耳元に吐息が掛かりまた思考が奪われてく。
「やっあっあぁっ!ひっぁ、なんでっはやてぇっ…」
考える余裕すら与えないと言わんばかりに疾風の手がチンポを扱く。
しかも親指に力を入れて裏筋を擦り上げてくるんだから堪んない。
搾られるようにして溢れてくるチンポ汁の量が増すにつれて部屋中に水音が響き渡った。
時折爪を立てて先っぽを引っ掻かれて息を飲む。
同じ男だからどうしたら気持ち良いとか分かってる分、的確に攻められて俺はまた思考が止まり快感に身を任せて腰を揺らし始めた。
「優、気持ちぃ?」
「あぁっ、はぁっんっきもちぃっ、はやてっきもちぃぃっ」
俺は腰を揺らしたまま疾風の言葉に素直に何回も頷く。
自分よりも的確に弱い箇所を攻めてくる疾風の手付きは本当に気持ち良い。
もう気持ち良すぎて涙まで溢れてきた。
あまりにも早いと思うけど気持ち良いんだから仕方ない!もうイくっ…!
「じゃあお預け」
「んっ」
あと少しってところで手が離されてもどかしさのあまり眉を垂らして疾風を見上げると楽しそうな笑みを浮かべて自分の濡れた指を舐めてる。
ほんと、綺麗な顔だよなぁ…
なんて思いながらもどかしさを訴えようと身を捩って手錠の鎖が音を立ててみても疾風はただ俺の顔を見つめたまま指先で下腹部を撫でるだけだった。
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mokuji]