一日一白骸運動 | ナノ


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「ただいま帰りましたー」


「骸クン!おかえりー!!」


「はー、疲れました……」


「どう?本屋さんのバイトは続きそう?」


「そうですねぇ、あそこなら前みたいに柄の悪い人々はいなさそうですから」


「前のバイトは絡んできたヤンキー客を逆にコテンパンにしちゃったから辞めさせられちゃったんだもんねー」


「あれは僕のせいじゃないのに本当に酷いです……」


「でも路地裏に連れ込んだのは大人気なかったと思うよ?」


「あーいうのを僕が制裁しなかったら誰が制裁するんです?それに骨は折ってませんから全然手加減してましたよ」


「…………まぁ、新しいバイト見つかって良かったね」


「そうですねー、ただ、ずっと本やら何やらを運んでましたから、身体中が痛くて……」


「あ、じゃあマッサージしてあげるよ!」


「……えー、貴方に任せて大丈夫ですかね…?」

「まぁまぁ、とりあえず寝てみなって」


「信じますよ?」


「そんな信用されてないの?……よいしょっと、じゃあまずは背中から。うつ伏せになってー」


「はい」


「よーし」


「…………ク、ハァ……」


「え、何いまのえろい声」


「黙りなさ…………あ、そこぉ…………ふっ……ん…………」


「…………(どうしようこれ思った以上にえろい)」


「……ふぁ、…………白蘭、貴方マッサージもできるんですね……」


「え?あ、ああそう、上手いでしょ?」


「料理といい、本当にいいお嫁さんになれると思いますよ…………ああ、もうちょっと下……」


「ここ?……それさー、雲雀チャンにも言われたんだけど」


「…………ふぅ、ン……嫌なんですか?」


「えー、だってお嫁さんになるのは骸クンじゃん」


「はぁ?何を……、……ハァ……」


「よーし、これくらいかな。だいぶ解れたと思うよー」


「ふー……ありがとうございます……」


「あと辛いとことかない?」


「いえ……随分と体が軽くなりました、すごいですね」


「ふふーん、もっと言ってもいいよ!」


「あ、そういえば、バイトの時間大丈夫ですか?」


「あっ……もう出なきゃ」


「間に合います?」


「うん。でもー……」


「何ですか」


「骸クンと入れ違いに出なきゃいけないなんてかなしいなぁ」


「はぁ、何言ってるんですかもう……貴方のバイトが終わればずっと一緒なんですから、いいじゃないですか」


「……フフ、そうだね。じゃあ、いってきます」


「はい、いってらっしゃい。夕ご飯何がいいですか?」


「中華料理がいいなー」


「じゃあ餃子でも焼いておきますね」


「うん、楽しみにしてる!」




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