第二話

ここは保健室、駄目、学校なのに…

そんな反論の言葉は全て先輩のキスに飲み込まれた

「ん…っ、ふ…ぅっ、ひ、ぅん…っ」

「ほら、ちゃんと声抑えーや?いくら人が来る確率が低いからって…」

「っふぁ、や、そこ…だめ…っ!」

背中をなぞられ、身体が跳ねる
びく、びく、と脚が震える

身体中に先輩がつけたキスマーク、そして腕にある傷痕

私が無意識に取ってしまう行動の一つが俗に言う「リストカット」だ

自殺願望が有るわけではない…と思う

自分の腕に残る真っ赤な傷痕を見て少し冷静になっていると、ぺろ、と背中を舐められた

「ぅあぁっ…せんぱ、背中、だめ…」

「他の事考えとったやろ?」

「ん、ひゃぅ、…っ、ひぁああ?!」

「下もぬるぬるやな…。よし、挿れるで」

「っあ、だめ、だめ、イっちゃ…っ、あぁああああ!!」

私はどうやら、先輩が挿入ってくるだけで達してしまうらしい

きゅう、とナカが収縮して、先輩の形が如実に解る

かぁ、と顔が赤くなるのを自覚すると共に先輩が腰を動かし始めた

「ぐっちゃぐちゃやな…はっ、キッツいわ…」

「あ、だ、駄目、ひぅ、ぁ、ぁあ…っ、せんぱ、せんぱい…っ、ふぁ…あ、」

「翔一…って、呼んでえな」

「しょ、翔一っ、翔一…っ!ぅあぁ、しょ、いちぃ…っ!!」

先輩の名前を呼びながら、先輩とほぼ同時に達した私はそのまま意識を手放した

先輩が、にや、と悪そうに笑っているとは知らないまま





「………翔一、なぁ…。最初はあれだけ怯えとったのに…ま、ワシが女遊びやめたんもこいつのお陰やしな…愛しとるで、…秋乃…」

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