道の続き

昨日決心したこと。

最後だけは笑顔で送り出してあげよう。

「もうこんな時間か…」

私は目的地に向かって歩き出す。悲しい想いを閉じ込めて…

そして約束の時間。


「ハル!!」

「よかった。来てくれたんだ!」

『もう、二人とも当たり前でしょ…!!』

「ハル…」

『あれ?おかしいな…泣かないって決めたのに…どうして?』

私の目からは自然と涙が溢れていた。

  




前へT次へ


人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -